2014.02.25
プライドと偏見

Selection vol.341
男と女、そしてプライドと偏見。
プライドと偏見 2005年イギリス

18世紀末のイギリス。田舎町に暮らすベネット家の5人の子どもはいずれも女ばかり…、女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ娘たちは路頭に迷ってしまう。母親はなんとか娘たちを資産家と結婚させようと躍起になっていました。そんなある日、近所に独身の大富豪ピングリーが引っ越してきました。にわかに浮き足立つ5人姉妹。そして舞踏会の夜、次女エリザベスはピングリーの親友ダーシーと出会う事に。しかし、ダーシーの高慢な態度に強い反感を抱くエリザベス…。(後は映画を観て下さい)

「ブリジットジョーンズの日記」「ラブアクチュアリー」を手掛けたイギリスのワーキングタイトル社が「パイレーツオブカリビアン」のキーラ・ナイトレイを主演に迎えてジェーン・オースティンの「高慢と偏見」を映画化した文芸ラブストーリーです。プライドと偏見が邪魔をして素直になれない男女の恋の行方を雄大なロケーションを背景に美しく描き出します。監督は本作で長編デビューと思えないジョー・ライト。

「愛してる」と認めるには男のプライドは高すぎた。
「愛してる」と応えるには女の偏見が邪魔をする。

タイトルどおり、プライドと偏見なんです。文芸作品にありがちな小難しさや、堅苦しい事は一切無く正当なラブロマンスとして楽しめます。そして、キャストがとても素晴らしい。おなじみのキーラ・ナイトレイは、まさにはまり役です。こんなにも美しい彼女を見るだけで価値があります。その他もドナルド・サザーランドとかブレンダ・ブレッシンも素晴らしい…、しかし、ジュディ・デンチは存在感は圧巻です。

最高のカメラワーク
この映画のもう一つの見どころは、何と言ってもカメラワーク。イギリスの田園風景もとっても美しく映画をそれ以上に盛り上げます。キーラ・ナイトレイと美しい田園風景が見事マッチしています。
※肝心な、ドラマは…。保存版と持ちたい作品です!!

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