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いつかみた映画
【其の八十】


わが青春のバイブル。
青春の門 筑豊篇 1981年日本


青春01

 伊吹信介は炭鉱地帯に生れ、父の重蔵はヤマ騒動でダイナマイトを爆発させた犯人として検挙されはげしい拷問に耐え抜いてヤマの英雄とみなされた人物です。その存在は北九州一帯に知れわたっていました。重蔵が新興やくざ塙竜五郎とカフェーの女給タエをはりあって大喧嘩となり全身傷を負いながらも彼女を手に入れたことは多くの人の語り草になっていました。そのタエが信介の二度目の母となった…。(後は映画を観て下さい)



青春02
写真は、自立篇。

 北九州の筑豊を舞台に主人公の青年の生いたちと上京するまでを激しく生きる大人たちの世界の中で描きます。もちろん五木寛之の同名のベストセラー小説の映画化で過去に東宝で浦山桐郎監督によって、2作が映画化されています。また当時の松竹の人気女優松坂慶子がはじめて東映に出演しても話題になりました。脚本は「徳川一族の崩壊」の野上龍雄、監督は蔵原惟繕と深作欣二の共同で力強く描かれます。


たわごと03
そして、大人になった。
 先日、事務所の本棚を片付けていたら、少し黄ばんだ「青春の門」の単行本が、ひょっかり顔を出しました。「筑豊篇」から「望郷篇」まで…。ワタシの青春の門は第5部で終わっていました。確か当時は、その後の伊吹信介の事が気になっていましたが…。暮らしの中で、何時しかワタシも大人になってしまったのでしょう。他人の青春よりも自分の青春で手一杯になってしまったのでしょか…? そして、この1981年度版は、そんな青春、真っただ中で製作された作品です。


青春03
写真は、自立篇。

佐藤浩市のデビュー作。
 当時、この作品は人気スター松坂慶子のヌードシーンばかりが話題となり映画としての評価よりも「ちょっとエッチな文学映画」として評されました。まぁ確かに原作もそうなのですが…。それでも、これは、あの三国連太郎の息子がスクリーンデビューした記念すべき1本です。今や日本を代表する役者、佐藤浩市もまた、この作品で青春の門をくぐり抜けた事でしょう。

五木寛之氏のライフワーク。
「青春の門」は、五木寛之が1969年から「週刊現代」に断続的に連載している大河小説でテレビドラマ化や映画化、漫画化もされたです。1976年「筑豊編」で五木は吉川英治文学賞を受賞しています。早稲田大学の先輩である尾崎士郎の「人生劇場」に倣ったものと言われています。


ちょつと01
「第1部 筑豊篇」「第2部 自立篇」「第3部 放浪篇」「第4部 堕落篇」「第5部 望郷篇」「第6部 再起篇」「第7部 挑戦篇」「第8部 風雲篇」。
「第2部 自立篇」は、雑誌掲載時には「立志編」とされ「第6部再起篇」までについては1989年から1990年にかけて著者による大幅な加筆を受けた「改訂新版」が出版されそれ以後は通常はこの「改訂新版」が流通しています。「第8部 風雲篇」については1993年7月から1994年4月にかけて雑誌「週刊現代」に掲載され掲載は終了しましたが単行本化されていないようです。(ウィキペディア参照)



※肝心の映画は…、織江の杉田かおるが今となったら凄い!!
6点





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