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カッパのみなソン
Selection vol.06

平成ガメラ三部作 第一話
ガメラ 大怪獣空中決戦 1995年日本

ギャオス02
このシーンは、怪獣映画…いや日本映画史上の名シーン。

 フィリピン海溝にてプルトニウム輸送船“海竜丸”が巨大な漂流岩礁と遭遇。海上保安庁巡視船“のじま”の一等航海士・米森は、海上保険調査会社の草薙を説得し、岩礁の追跡調査に同行しました。その頃、五島列島の姫神島では住民からの連絡が途絶えるという異常事態が発生していました…。恩師である平田教授の消息を追って長崎県警の大迫と共に島に上陸した鳥類学者の長峰は未知の巨大鳥類を目撃。一方、漂流岩礁を発見した調査隊はそこで奇妙な勾玉と碑文を発見するが、岩礁はやがて海中に没し、環境庁は鳥の捕獲を決定、福岡ドームで捕獲作戦がはじまりました。しかし姫神島から三匹の鳥がドームに誘導されようとした時、岩礁が福岡湾に到着、中から巨大な怪物が現れ一匹の鳥を迎撃しました。怪物の出現でパニックが起きる中、捕らえていた二匹の鳥は口から超音波を発し檻を切断して飛び去り、そして海から現れた怪物も、その両手両足を体内に畳み込むと円盤のように夜空に舞い上がった。碑文の解読と、姫神島に残された鳥の死骸から、鳥は進化の袋小路とでも言うべき生物兵器ギャオス、海から現れたのはギャオスを倒すために生み出されたガメラで、共に太古の文明が作り出したものである事が判明。やがて木曾山中に成長した二匹のギャオスが出現するが、危機に陥った米森と長峰を瀬戸内海から浮上したガメラが救い、一匹のギャオスはガメラの吐くプラズマ火球によって砕け散った。だがガメラが人類の見方だと主張する米森たちをよそに、自衛隊はより強大なガメラこそが脅威であると判断、ガメラへの一斉攻撃を開始した。米森から勾玉の一つを受け取っていた草薙の一人娘・浅黄は何かに惹かれるように富士の麓に駆けつけて行きました。自衛隊の攻撃を受けて傷ついたガメラは海中に身を隠し、浅黄もまた呼応するかのように深い眠りについた。だがその間にも巨大に成長したギャオスは東京に侵入、ついに東京タワーに巣をはって産卵を開始した。その時、目覚めた浅黄がガメラの到来を予言した。はたして地中から現れたガメラとギャオスの一大決戦が首都上空で展開される…(後は映画を観てください)

たをごと02

ガメラ01
この時のフォルムは、前シリーズを意識してか、少し可愛すぎ…

 84年の『ゴジラ』復活を受けて、大映でも往年の名キャラクター・ガメラを復活させようという動きがあり、実に『宇宙怪獣ガメラ』から15年ぶりに復活となったのが本作品です。対戦相手には旧シリーズでダントツの人気を誇ったギャオスが選ばれ、従来の設定は全て白紙に戻し、新たな視点で作られました。これは監督・金子修介と脚本・伊藤和典の功績によるものと思われます。いかにリアルな怪獣映画を作るか。この命題に果敢に挑んだシナリオと演出、そして当時の新鋭・樋口真嗣の特撮は見事の一言! 地に足のついた無駄の無いストーリー、リアリティのバックアップに貢献した自衛隊やマスコミなどの的確な対応描写、数々の映画賞に輝いた中山忍をはじめ演者の魅力、斬新なイメージとそれを見事に具現化した特撮。ゴジラの伊福部節だけが怪獣映画の音楽でない事を知らしめた大谷幸の見事な音楽。 こんな怪獣映画が見たかった ファンの切なる思いがまさに結実した結果がこの作品だ。怪獣映画という枠を越えて多くの観客に支持され、キネマ旬報をはじめ多くの映画賞に輝き、怪獣映画があの初代ゴジラ以降初めて正当に評価された記念すべき作品であり、日本映画の起点でもある。そして、その後エンターテイメントを極めた「レギオン襲来」。三部作の集大成「邪神イリス」と平成ガメラ三部作は、日本映画に奇跡を残す ことになる…。

ちょつと一言!

ガメラ02 なんと北米版ブルーレイだと「ガメラ三部作」が、アマゾンで750円(送料別)で購入することが出来ました。
なおかつ日本版より高画質!


カッパ採点7点
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