カッパのみなソン
Selection vol.10

6代目ボンド、ダニエル・クレイグのデビュー作!
007 カジノロワイヤル 2008年アメリカ・イギリス

カジノ01

 殺しのライセンス“00(ダブル・オー)”を取得するため、昇格最後の条件である2件の殺害を実行したジェームズ・ボンドは見事ダブル・オーの称号を得る事ができました。そして、犯罪組織の資金源を絶つという最初の任務に乗り出すのでした。まずはマダガスカルで爆弾所有の男を追い、そこから世界中のテロリストを資金面で支えるル・シッフルなる人物が一連の案件に深く関わっていると判明。続いてボンドは、バハマ、マイアミで武器売人と航空機爆破の阻止に奔走し、いよいよル・シッフルへ辿り着きます。すると、ル・シッフルがモンテネグロの“カジノ・ロワイヤル”で大勝負に出ることが明らかとなり、ボンドは更なる陰謀を阻止せんと現地へ向かうのでした。しかし、そんな彼のもとには、財務省からお目付役として美女ヴェスパー・リンドが送り込まれる…(後は映画を観てください)

たをごと02
 過去4作にわたってジェームズ・ボンドを演じてきたピアース・ブロスナンに代わり、新たに抜擢されたダニエル・クレイグ扮する6代目ボンドが初登場するシリーズ通算21作目。イアン・フレミングによる原作シリーズの原点『カジノ・ロワイヤル』を、本家シリーズとしては初の映画化。“007”として初めての過酷なミッションに挑む若きジェームズ・ボンドの活躍と“運命の女”との切ない恋の行方を描く。監督は「07/ゴールデンアイ」「マスク・オブ・ゾロ」のマーティン・キャンベル。

6代目ボンド ダニエル・クレイグ
 映画がはじまる前のニュースで彼がボンド役をすると聞いたときは、誰もが疑問視した…。しかし、世界中の期待を見事に裏切って、今までにない、ジェームズボンドを形成した。絶大的な指示を得る初代のショーンコネリーとも違う、新ボンドの誕生でした。決して、スマートでなく、汗もかき、血も流す…。しかし、それが今の時代の等身大のヒーローなのかもしれない。

慰め

明暗を分けた続編 007慰めの報酬
 本作は、前作「カジノ・ロワイヤル」のラスト・シーンの1時間後から始まる、シリーズ初めての続編もの。前作の成功例からして、ワタシもかなり期待しました! そう、前作以上の007を…。しかし、この作品何度かリピートしましたが、その度に「居眠り」してしまう。007シリーズで寝る…。何故なんだろう。どこが悪い訳でもないのだが、正直、面白くもない。そう映画のテンポが悪い、もちろん脚本が甘いのだろう。そして何よりも明確なのは、007の重要な設定、「悪役」が、余りにも迫力不足。一作目は、007の足りなかった所を今風に絡め、二作目に007の魂を省いてしまった…ような気がします。

カジノ02
カジノロワイヤルのこのシーンがお気に入り

シリーズ誕生50周年記念 007 スカイフォール
いよいよ12月1日公開!

 007シリーズの第23作で、「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」に続きダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる。ボンドの上司Mを中心にストーリーが展開され、ボンドはMにつきまとう過去の亡霊とMI6を標的とした脅威に立ち向かう。「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデスが手がけ、シリーズ初のオスカー監督がメガホンをとる。ボンドガールは仏女優ベレニス・マーロウと英女優ナオミ・ハリス。
 楽しみの悪役に「ノーカントリー」のハビエル・バルデム。

ノーカントリー
ハビエル・バルデムには、あのロバート ショウを超えて欲しい

カッパ採点7点


追 伸
今、このブログを書きながらテレビを見てると、なんと、世界的超大作「スターウォーズ」をディズニーが製作! 本当にこれで良いかの、ジョージルーカス。「スターウォーズ」は、あなたの映画 ですよ。だから魅力的なのに…

ルーカス
今後は製作の第一線を退き、クリエイティブ・コンサルタント
としてに関わるそうです…(少し寂しい)






スポンサーサイト
2012.10.30 るろうに剣心
カッパのみなソン
Selection vol.09

和月伸宏の人気コミックスを龍馬伝スタッフが映画化!
るろうに剣心 2012年日本

るろう01

 明治になって10年。幕末に暗殺者“人斬り抜刀斎”として名を馳せた男は、いまは緋村剣心と名を変え、自ら立てた“不殺の誓い”に従い、斬れない刀“逆刃刀”を手に流浪の旅を続けていました。その頃、東京では“人斬り抜刀斎”を騙る男が現われ、無差別な人斬りを繰り返していた。亡き父の道場を引き継ぐ女剣士・神谷薫は、抜刀斎を名乗る男に一人で立ち向かい、危ういところを剣心に助けられます。薫の道場に居候することになった剣心は、やがてニセ抜刀斎が用心棒を務める実業家・武田観柳が企む邪悪な陰謀に巻き込まれて行きます…(後は映画を観てください)

たをごと02
 アニメ版も大ヒットした和月伸宏の人気コミックス『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』を、主演に「仮面ライダー電王」「龍馬伝」の佐藤健。ヒロインに「愛と誠」の武井咲を迎えて実写映画化したアクション・エンタテインメント。共演は吉川晃司、蒼井優、奥田瑛二、江口洋介、香川照之。監督は「ハゲタカ」「龍馬伝」の大友啓史。

るろうに02

 この映画は、ひさしぶりに映画館(北島シネマサンシャイン)に行きました、正直あまり期待してなかった作品でしたが、あの「龍馬伝」スタッフということもあり、まぁいいかぁ…そんな軽い気持ちでした。うれしい裏切りです。ここ最近の日本映画には珍しく、しっかりとエンターテイメントしてました。脚本は、さすがに漫画色ですが、主演の佐藤健のアクションはアッパレ! 見終わった後のすっきり感は映画を観た…。満足感がありました。
 そして、監督の大友さんもNHKではできなかった事をこの作品で存分に発揮していたし、大河ドラマの名作 龍馬伝の同窓会 みたいで楽しかった。

龍馬伝
従来の大河ドラマの常識枠を超えた作品でした

ちょっと一言!
 久しぶりに映画館に行った。地元で唯一の映画館(シネコン)北島シネマサンシャインでは、 夫婦50割引 といったサービスがありました。夫婦どちらかが50歳を超えていたら、一人1,000円で鑑賞できるお得なサービス?? である。ワタシが今年51歳(辛い…)なので、サービスが提供されます。
 しかし、チケット買うときに一応確認してくれ! スタッフの皆さん 疑う事も思いやり ですよ!

カッパ採点7点


2012.10.29 大いなる遺産
カッパのみなソン
Selection vol.08

文豪チャールズ・ディケンズの名作
大いなる遺産 1998年アメリカ

大いなる遺産01

 フロリダ。両親に先立たれ、姉と暮らしていた絵の才能ある少年フィンは、10歳の時、脱獄囚(ロバート・デ・ニーロ)の命を偶然にも助けます。そして、近隣の大富豪の老婦人ディンズムア夫人(アン・バンクロフト)は、姪エステラの遊び相手に彼を選んだ。成長したフィン(イーサン・ホーク)は、美しく成長したエステラ(グウィネス・パルトロウ)に恋をしますが…、彼女はヨーロッパの学校へと去ってしまいました。失意から絵も辞めて、姉の恋人で養い親のジョー(クリス・クーパー)と漁師の生活に入ったフィンを、ある日、弁護士のラグノ(ジョシュ・モステル)と名乗る男が来訪してきます。匿名の支援者の依頼で、彼がニューヨークで画家として成功できるようはからうという…。ニューヨーク。個展へ向けて再び絵を描き始めたフィンはエステラと再会、再び恋に落ちます。婚約者ウォルター(ハンク・アザリア)がいながらフィンを誘惑するエステラ。やがて結ばれたふたり…(後は映画を観てください)

たをごと02
 画家として成功を収めた青年の恋と成長と、彼の人生を変えた3人の男女との交流を描いたドラマです。文豪チャールズ・ディケンズによる同名作の、デイヴィッド・リーン監督版に次いで2度目の映画化です。
 監督は前作「リトル・プリンセス」では『小公女』の映画化を果たしたアルフォンソ・ケアロン。脚本はミッチ・グレイザー。製作は「ザ・ワイルド」のアート・リンソン。製作総指揮はデボラ・リー。撮影のエマニュエル・ルベスキ、音楽のパトリック・ドイル、編集のスティーヴン・ワイズバーグは「リトル・プリンセス」に続く参加。出演は「ガタカ」のイーサン・ホーク、「エマ」のグウィネス・パルトロウ、「ホーム・フォー・ザ・ホリデイ」のアン・バンクロフト、「タクシードライバ」の世界的名優、ロバート・デ・ニーロ…。と言ってもワタシ的には、何と言ってもグウィネス・パルトロウ! この映画は、彼女でなければ、成立しないし、個人的に興味がない。
 過去のブログに「あなたにとってのベストワンの映画は…」と質問されたときは、難しい…と書きましたが、ベストワンの俳優(女優)と聞かれたら、迷わず「グウィネス・パルトロウ」と答えます。(個人的な偏りです)
 この映画のタイトルでもありテーマでもある「大いなる遺産」とはなにか、それは、エステラへの愛…。グウィネス・パルトロウへの愛だったのです。

大いなる遺産03
最近の主演は「アイアンマン」。
そして、超ヒット作「アベンジャーズ」にも出演している… 
少し辛い…。











カッパ採点7点
美味しい映画
【其の一】

 日本全国空前のグルメブームです。特に地元の食材を利用したご当地グルメ、いわゆるB級グルメが大流行。そして映画の世界も、グルメ映画ブーム。「かもめ食堂」をはじめ、料理を題材にした作品がやたら増えてきました…。フードコーディネーターは、てんてこ舞い…。まさに、B級グルメバブルです。この「美味しい映画」は、そんな直接的な映画よりも、食べることが印象深い映画をワタシなりに紹介したいと思います。ソウルフードシネマと思って下さい。

原作 山田太一、脚色 市川森。
監督は、ふるさと映画の第一人者、大林宣彦。
異人たちとの夏 1998年日本

異人たち01

 原田英雄は40歳のシナリオ・ライター。妻子と別れ、今はマンションに一人暮らしをしていました。ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草に出かけ、偶然、死んだはずの両親に会ってしまう…。二人は原田が12歳の時に交通事故で死亡したが、なぜかその時の年齢のまま、浅草に住んでいました。原田は懐かしさのあまり、浅草の両親の家へたびたび通うようになり。一方で、原田は同じマンションに住む桂という女性と、愛し合うようになっていました。彼女は、もう両親には会うなという。異人(幽霊)と近づくと、それだけ自分の体は衰弱し、死に近づく…と原田に忠告します…(後は映画を観て下さい)

たをごと02
 この映画は、大林映画の中でも少し、世界観の違う作品です。さすがに山田太一・市川森一との合同製作ともなると、大林監督ワールドは、控えめとなっている。しかし、その控えめが丁度良く、映画としての完成度も高い。失礼な表現だが、大林ファンの方に観て頂いてもはずかしくない…(監督ごめんなさい)
 非常にワタシ事ですが、内容は今更、語りませんが、この映画は、必ずBS等でお盆前に放映さる。そのたびに真夏なのに「すき焼き」が食べたくなる! 風間杜夫と鶴ちゃんと秋吉久美子(親子水入らず)で、贅沢して浅草のすき焼き屋にすき焼きを食べに行くシーン。結局、ここで彼らとは分かれる事になるのだが、泣きながら「食べる事ができない、すき焼き」が 心に残る極上の逸品。

異人たち02
美味しそうな、すき焼きの湯気が心に染みる…

 このすき焼き屋さんは、浅草の「今半」という老舗すき焼き屋さんだそうです。今度、浅草に行く機会があれば、ちょっと贅沢してすき焼きを食べよう! あの時の三人のように…

今半
映画を見て訪れるお客さんも多いみたいです

カッパ採点01
カッパのみなソン
Selection vol.07

刑事ジョンブック 目撃者 1985年アメリカ

ジョンブック01

 殺人現場を目撃した少年とその母親、二人を守る刑事、というありがちなストーリーも、設定とキャラクターを書き込むだけでこれだけ豊かな作品に仕上がるという成功例の作品だと思う。事件に巻き込まれた親子は、宗派に背くことなく戒律を重んじ前近代的な営みを続ける“アーミッシュ”と呼ばれる異文化の人でした…。傷つきながらも親子を村へ送り届けた刑事は、体が治るまで滞在しアーミッシュの人々と触れ合うが、敵の刺客も迫っていた…(後は映画を観てください)

たをごと02
 アメリカを代表する俳優、ハリソン・フォードの間違いなくNo.1の作品がこの「刑事ジョン・ブック 目撃者」だ。刑事サスペンスと言う、ありきたりなカテゴリーだが、実はアメリカが抱える人種的な異文化にふれた社会派サスペンスです。映画の緊張感と空気感が実に良く描かれていて、アメリカヤンキーの代表のハリソン・フォードとアーミッシュの未亡人ケリー・マクギリスのかたくな純愛が初々しい。
 ストーリーとは別に、ワタシが一番印象に残ったのは、馬小屋でハリソン・フォードとケリー・マクギリスが、サム・クック名曲"Wonderful World"で踊るシーンです。照れながら踊るケリー・マクギリが美しい。

ジョンブック

 そして、この作品が評価され、1986年、故トニー・スコット監督の「トップガン」で美しき女性長官として、トム・クルーズと競演。この二作品のギャップが当時のファンにたまらなかった…!

ジョンブック02
 あの健気な未亡人が…。
 それはそれでかっこ良かった。
















カッパ採点7点


カッパのみなソン
Selection vol.06

平成ガメラ三部作 第一話
ガメラ 大怪獣空中決戦 1995年日本

ギャオス02
このシーンは、怪獣映画…いや日本映画史上の名シーン。

 フィリピン海溝にてプルトニウム輸送船“海竜丸”が巨大な漂流岩礁と遭遇。海上保安庁巡視船“のじま”の一等航海士・米森は、海上保険調査会社の草薙を説得し、岩礁の追跡調査に同行しました。その頃、五島列島の姫神島では住民からの連絡が途絶えるという異常事態が発生していました…。恩師である平田教授の消息を追って長崎県警の大迫と共に島に上陸した鳥類学者の長峰は未知の巨大鳥類を目撃。一方、漂流岩礁を発見した調査隊はそこで奇妙な勾玉と碑文を発見するが、岩礁はやがて海中に没し、環境庁は鳥の捕獲を決定、福岡ドームで捕獲作戦がはじまりました。しかし姫神島から三匹の鳥がドームに誘導されようとした時、岩礁が福岡湾に到着、中から巨大な怪物が現れ一匹の鳥を迎撃しました。怪物の出現でパニックが起きる中、捕らえていた二匹の鳥は口から超音波を発し檻を切断して飛び去り、そして海から現れた怪物も、その両手両足を体内に畳み込むと円盤のように夜空に舞い上がった。碑文の解読と、姫神島に残された鳥の死骸から、鳥は進化の袋小路とでも言うべき生物兵器ギャオス、海から現れたのはギャオスを倒すために生み出されたガメラで、共に太古の文明が作り出したものである事が判明。やがて木曾山中に成長した二匹のギャオスが出現するが、危機に陥った米森と長峰を瀬戸内海から浮上したガメラが救い、一匹のギャオスはガメラの吐くプラズマ火球によって砕け散った。だがガメラが人類の見方だと主張する米森たちをよそに、自衛隊はより強大なガメラこそが脅威であると判断、ガメラへの一斉攻撃を開始した。米森から勾玉の一つを受け取っていた草薙の一人娘・浅黄は何かに惹かれるように富士の麓に駆けつけて行きました。自衛隊の攻撃を受けて傷ついたガメラは海中に身を隠し、浅黄もまた呼応するかのように深い眠りについた。だがその間にも巨大に成長したギャオスは東京に侵入、ついに東京タワーに巣をはって産卵を開始した。その時、目覚めた浅黄がガメラの到来を予言した。はたして地中から現れたガメラとギャオスの一大決戦が首都上空で展開される…(後は映画を観てください)

たをごと02

ガメラ01
この時のフォルムは、前シリーズを意識してか、少し可愛すぎ…

 84年の『ゴジラ』復活を受けて、大映でも往年の名キャラクター・ガメラを復活させようという動きがあり、実に『宇宙怪獣ガメラ』から15年ぶりに復活となったのが本作品です。対戦相手には旧シリーズでダントツの人気を誇ったギャオスが選ばれ、従来の設定は全て白紙に戻し、新たな視点で作られました。これは監督・金子修介と脚本・伊藤和典の功績によるものと思われます。いかにリアルな怪獣映画を作るか。この命題に果敢に挑んだシナリオと演出、そして当時の新鋭・樋口真嗣の特撮は見事の一言! 地に足のついた無駄の無いストーリー、リアリティのバックアップに貢献した自衛隊やマスコミなどの的確な対応描写、数々の映画賞に輝いた中山忍をはじめ演者の魅力、斬新なイメージとそれを見事に具現化した特撮。ゴジラの伊福部節だけが怪獣映画の音楽でない事を知らしめた大谷幸の見事な音楽。 こんな怪獣映画が見たかった ファンの切なる思いがまさに結実した結果がこの作品だ。怪獣映画という枠を越えて多くの観客に支持され、キネマ旬報をはじめ多くの映画賞に輝き、怪獣映画があの初代ゴジラ以降初めて正当に評価された記念すべき作品であり、日本映画の起点でもある。そして、その後エンターテイメントを極めた「レギオン襲来」。三部作の集大成「邪神イリス」と平成ガメラ三部作は、日本映画に奇跡を残す ことになる…。

ちょつと一言!

ガメラ02 なんと北米版ブルーレイだと「ガメラ三部作」が、アマゾンで750円(送料別)で購入することが出来ました。
なおかつ日本版より高画質!


カッパ採点7点
2012.10.25 追憶
いつかみた映画
【其の三】

巨匠シドニー・ポラックの珠玉の名作
追 憶 1973年アメリカ

追憶02

 1937年の春、ケイティー(バーブラ・ストライサンド)とハベル(ロバート・レッドフォード)の2人は、大学の創作クラスで机をならべて勉強していたが、政治活動に熱中するケイティーとそれに興味を示さないハベルの生き方はまったく違っていました。やがて、学生たちは卒業し、各方面に散っていくことに…
 第2次世界大戦中のニューヨークで、ケイティーとハベルは偶然、再会。2人は急速に親しくなり、アパートの1室で愛の生活を始めるようになりましたが、ケイティーの政治への興味は尽きず、積極的な活動家として活躍し、ハベルはそんなことに興味を持たなかった。除隊したハベルとケイティーは結婚しました。彼女はハベルに創作を促し、著作に多くの助言を与えが、ケイティーはハベルの大学時代の友人たち夫婦を好きになれませんでした。ケイティーとハベルは40年代の終わりハリウッドに移り、ようやくハベルの脚本が売れ出し、映画脚本家・小説家として有名になって逝きました。そして、ハベルの小説が映画化。収入も安定してきて、ケイティーが妊娠した。生活は平和そのものだったが、それは永くは続かなかった…、ハリウッドにも共産主義者狩のマッカーシズムが荒れ狂い始めたのでした…(後は映画を観てください)

たをごと02
 この映画は、勿論オンタイムでは観てません。27年前に地元の映画館(徳島ホール)で、名作リバイバル企画 ? で観ました。当時は、なんと「死刑台のエレベーター」「イージーライダー」そして、この「追憶」での超豪華三本立てでした。しかし、凄いチョイスです。これだけ観たらカロリーオーバー、名作の映画の食べ過ぎです。
 まだ青年だったワタシには、この三本の中でこの「追憶」が一番理解しがたかった。しかし、あの名曲、バーブラ・ストライサンドの歌う「The Way We Were」と印象派の名画のような映像…なんとなく心に残る作品との出会いでした。そして、年を重ねると共に、この映画の素晴らしさが 上質の珈琲を飲むように味わえる ようになってきました。
 様々な映画との出会いの中で、この作品はワタシが一番多くリピートした映画です。観たその時の自分の環境によって味わいがかわり、年と共により味わい深い映画として存在する人生の教科書です。

追憶03

 映画のラストで、なりふり構わず政治活動に没頭しているバーブラ・ストライサンド。新しい彼女と一緒のロバートレッドフォードの真っ赤な趣味の悪いネクタイが、格好良く… 印象的で、ふたりの「生き方」を物語っていた。

10点

カッパのみなソン
Selection vol.05

ラブソングができるまで 2008年アメリカ

ラブソング01

 ラブコメ映画を代表する人気スター同士のヒュー・グラントとドリュー・バリモアが初共演を果たしたキュートなラブ・ストーリーです。復活を懸け作曲に励む落ちぶれたの元ポップスターと、その助っ人を頼まれたヒロインとの恋の行方を、80年代の懐かしネタを散りばめつつロマンティックに綴る。監督は「トゥー・ウィークス・ノーティス」のマーク・ローレンス。
 80年代に一世を風靡したバンド“PoP”の元ボーカルのアレックス。アイドル的人気も今は昔の話、現在ではすっかり忘れられた存在となっていました。そんな彼のもとに、若者に絶大な人気を誇るカリスマ歌姫コーラから、新曲を提供してほしいという依頼が舞い込みます。またとない復活のチャンスなのですが、すっかり曲作りから遠ざかっていた上、作詞が大の苦手のアレックスは悪戦苦闘。そんな時、観葉植物の手入れに来ていたアルバイトのソフィーが口ずさむフレーズを耳にしたアレックスは、彼女の作詞のセンスを確信、渋るソフィーを強引に説得し、二人三脚の曲作りをスタート…(後は映画を観てください)

たをごと02

ラフソング0001

 ヒュー・グラントとドリュー・バリモアの作品には、ハズレがない。この映画も、日本ドラマで言うとバブル時代のトレンディドラマとよく似た関係でしょう。しかし、この映画もんくの付けようがない、コメディであってもしっかりとした脚本の元に成り立っている。ラストシーン、ヒュー・グラントの唄は、意外にも心にしみる! 月9ドラマにヒュー・グラント どうですか?

ET.jpg
可愛すぎる、ET時のドリュー・バルモア

カッパ採点7点



2012.10.23 容疑者Xの献身
みなそん003
Selection vol.04

容疑者Xの献身 2008年日本

容疑者01

 東野圭吾の『ガリレオ』シリーズ初の長編にして直木賞受賞の傑作感動ミステリー『容疑者Xの献身』を、大ヒットTVシリーズ「ガリレオ」のスタッフ・キャストでの映画化です。冴えない人生を送る天才数学者が無償の愛に衝き動かされて仕組んだ究極のトリックに、天才物理学者・湯川学が挑むスリリングな頭脳戦を、ドラマ版のテイストを残しつつも原作の持つ人間ドラマに重きを置いた丁寧な筆致で描いています。出演は福山雅治、柴咲コウらオリジナルキャストに加え、事件の容疑者・花岡靖子役で松雪泰子、天才数学者・石神哲哉役で堤真一が登場してます。
 ある日、貝塚北警察署管轄内で男性の死体が発見され、顔は潰され、指も焼かれて指紋が消されていたものの、ほどなく身元は判明しのした。捜査には本庁も出動し、貝塚北署の刑事・内海は先輩の草薙と共に、被害者の別れた妻・花岡靖子へ聞き込みに向かいます。しかし、容疑者と目された彼女には完璧なアリバイがあり、いきなり壁にぶつかった2人は、さっそく“ガリレオ”こと湯川学に相談を持ちかけます。そこで偶然にも、靖子のアパートの隣に住む冴えない男・石神哲哉が、湯川の学生時代の無二の親友だったことが判明。現在は高校のしがない数学教師をしている石神でしたが、彼は湯川が“僕の知る限り、本物の天才”と評するほどの頭脳の持ち主でした…。やがて、湯川は石神がこの事件に深く関わっているのではと疑念を抱き始めますが…(その後は観てください!)

たをごと02

幾何の問題にみせかけて、実は関数の問題…
 この映画は、ワタシにとっては、嬉しい誤算でした。正直、テレビドラマを核とした映画プロジェクトは好きでない。過去に観た企画も、殆どが映画ではなく、テレビの続編であり、企画先攻型のテレビ映画であった…と思う。しかし、この映画は、テレビ「ガリレオシリーズ」を継承しながらも、映画としての別物である。福山雅治よりも堤真一・松雪泰子を中心に物語を進めたのは素晴らしい!
これは 人気TVシリーズに見せかけた、私的映画である !

容疑者02
松雪泰子の好演には脱帽

次回作 真夏の方程式 が楽しみである。

カッパ採点7点






2012.10.22 チャンス
みなそん003
Selection vol.03

チャンス 1979年アメリカ

チャンス01

「さらば冬のかもめ」のハル・アシュビーが、政治やマスコミなどに対する諷刺を暗に散りばめ、ふとしたことから大統領にまで祭り上げられる男の姿をコミカルに描いた作品です。数十年屋敷から出たことのない庭師チャンス(ピーター・セラーズ)は、主人の死をきっかけに解雇、突然世間に放り込まれます。見るもの全てが珍しい彼は、そこで余命いくばくも無い財界大物を夫に持つ美しい貴婦人が乗る高級車に轢かれ、屋敷に招かれることに…。主演を演じるのは“ピンク・パンサー”のピーター・セラーズ。

チャンス03

たをごと02
 ピーター・セラーズと言えば、ワタシ達の年代だとあの「ピンクパンサー」シリーズでのコミカルなイメージが焼き付いている、しかし、ピンクパンサーも喜劇は、パート2からで、パート1の「ピンクの豹」は、しっかりとしたミステリーである。
 この「チャンス」は、演技派ピーター・セラーズの最高傑作と言っても良い作品である。33年前に観た時は、もちろんワタシも少年であり、時代も今程に厳しくはなかった…。政治とは無縁の無関心の平和と安易な幸せを考えなく暮らしていた良い時代であった…? 今、この時にこの映画は、非常に興味深く、政界という茶番劇を映画を通じて深く考えさせられる。ぜひ、今 観なければならない 映画なのかも知れません。

チャンス02
写真は「愛と追憶の日々」

 ピーター・セラーズ同様、シャーリー・マクレーンの演技も素晴らしい。これぞ演技、これが映画!
9点
みなそん003
Selection vol.02

宇宙戦艦ヤマト 2119 2012日本

ヤマト0001

 かつて日本中を熱狂させた伝説のアニメ「宇宙戦艦ヤマト」が、最高のスタッフと最新の技術を似て今蘇った! 時は西暦2199年。母なる地球は、いま最期の時を迎えようとしていた。謎の星間国家ガミラスの遊星爆弾により、死の星と化した地球。地価都市に逃れた人類に残された時間は、わずか1年…。もはや人類最期の希望は、九州坊ヶ崎沖に眠るヤマト。遥か銀河の彼方イスカンダルから差し伸べられた救いのメッセージを信じて、沖田艦長の下、若きクルーを乗せたヤマトが今旅立つ。

たをごと02
 ここ何年か、壮大なヤマトプロジェクトが進行した。さすが日本アニメの金字塔「宇宙戦艦ヤマト」。ガンダム・エヴァンゲリオンと共に他のアニメとは一線を引く「超世代アニメ」。しかし、故西崎氏の想いを込めた「復活編」。木村拓哉主演の超大作「SPACE BATTLESHIP ヤマト」。いずれもヤマトファンにしては、悲しい結末に終わってしまった…。しかし、これは凄い! ヤマトを愛する全てのファンが待ち望んだヤマトの集大成。
 その第一話は、ワタシが中学校1年生の春にはじまった…。当時はアニメではなく、漫画。そんな時、あのヤマトのオープニング(荒れ果てた大地からゆっくりと発信するシーン)カラダ中に電撃が走った。しかし、初回の放送は、「アルプスの少女ハイジ」等の裏番組等で大苦戦、しかし、再放送等で大人気を経て、映画化。漫画からアニメへの日本が世界に誇るアニメの礎となった。
 今回のこのOAVを先攻させたヤマトプロジェクトは、初回の「イスカンダル篇」をベースに、38年前の設定をよリアルに再構築し「ヤマトの魂」をしっかりと継承し、なおかつ今だから出来る最新の知恵と技術を駆使した世界に誇れるアニメと進化した!

ヤマト002

 このヤマトは、ヤマトを愛する全てファンへの、ヤマトで育った最高のスタッフが熱い想いで製作した逸品。個人的に好きなシーンは、第一話「イスカンダルの使者」での森雪の語りナレーションのシーンです。旧作ヤマトでは、ナレーションを重視した、古典的な演出でしたが、冥王星での地球軍の敗退後のシーンの後、カット代わり後、森雪の登場と子供他への地球歴のカルチャー。この語りでヤマトの世界観を全て説明し、よりリアリティを醸し出している。このシーンで、この作品が、ただヤマトブランドをヨイショした作品ではない! を痛感しました。
 38年前の脚本を今風にアレンジし、デジタルとアナログを融合させたもはあっぱれ! しかし、一つ分からないことが有ります。当時は確か、イスカンダルまでの距離は、片道14万8000光年だったと思いますが、
なんで 16万8000光年なの? 計測しなおしたの…そんな馬鹿な。

ヤマト03
先日、徳島で開催された「マチアソビ」に来てくださいました。


カッパ採点01
2012.10.20 バーレスク
みなそん003
Selection vol.01

バーレスク  2010年アメリカ

バーレスク001
 
自称映画マニュア「映画カッパ」が観た中から、これは観ないとソンする作品をピックアップ!
カッパのみなソン! シネマ 機会が有れば、ぜひご覧ください。
 
 スターを夢見るヒロインとショー・クラブの再生を目指す人々が織りなす人間模様を華麗なステージ・パフォーマンスとともに描くエンタテインメント・ミュージカル・ドラマ。主演は「月の輝く夜に」のシェールとこれが映画デビューの人気シンガー、クリスティーナ・アギレラ。共演にクリステン・ベル、スタンリー・トゥッチ。監督は俳優や脚本家として活躍し、これが長編2作目のスティーヴン・アンティン。
 かつては栄華を誇った大人のためのショー・クラブ“バーレスク”も、いまや客足が衰え経営難に陥っていいました…。伝説のスターにしてオーナーのテスは、舞台監督のショーンとともに再建に尽力するのですが、様々な障害と過去のプイドの狭間で苦しんでました、そんな時、アイオワの田舎町からスターを夢見て単身ロサンジェルスへとやって来た少女、アリ。彼女は偶然目にしたバーレスクの華麗なショーに心奪われます。そして、どうにかウェイトレスとして雇ってもらい、ステージに立つチャンスを狙う。やがて、その歌唱力とダンスの才能がテスにも認められ、ついにスターへの階段を上り始めるます…(後は観てください)

たをごと02
 正直な所、あまりミュージカルは得意ではない、行き成り現実の物語が、音楽で表現してしまう…。何となく性分に合わない…、と思っていた。しかし、この作品は別物。
 ファーストシーンのクリスティーナ・アギレラの歌唱力と表現力、これだけで十分に満足してしまう。ワタシみたいに食べず嫌いなあなたもぜひ一度ご覧ください。
ミュージカルがもっと楽しくなります!

バーレスク01
クリスティーナ・アギレラの歌唱力は凄すぎる!

バーレスク03
分かりきったストーリーだが、このパフォーマンスでOK!

ちょっと一言
 この映画、もちろんメディアとしてもリリースされています。どうせ観るなら、ブルーレイで観てください。そして、シアター環境にもよるのですが、出来ることならHDオーディオシステムで鑑賞してください。映像と音声、映画としてのエンターテーメントを堪能できますよ!
カッパ採点7点

 
映画的旅情
【其の一】
 
 尾道に初めて、行ったのは確か30年程前。当時は、四国と本州を結ぶ橋は一つもなく、香川県の坂出市から瀬戸内海をフェリーで行ったことを覚えています。それから何度、尾道に行ったことだろうか…、数えきれない程行った…、いや、還った。そう 尾道は行く所ではなく、還る場所。
 全国の尾道応援団の方々は、多分同じ想いであろう。もちろん、林芙美子をはじめとする文学の街、小津安二郎、新藤兼人。そして大好きな大林宣彦監督等の描く映画の町。しかし、最近では「猫の町」としても有名である。画家の園山春二氏がプロデュースされた「ねこの細道」。そして、「招き猫美術館」。その周辺の小径には、不思議な顔をした「福猫石」が現れる。今や、観光尾道の観光資源としてもかなりの役割を果たしている。

石猫
ねこの細道周辺にたくさんいます。

 しかし、この「福猫石」にも物語があります。猫を愛する人には、心暖まる物語です。
それは、愛した猫供養の石なのです、愛した猫が先に逝ってしまった…、もちろん辛いし、当分前へは進めない。そんな時に猫の町尾道の「招き猫美術館」で石を頂き、その石に愛した猫を描写する。そして、祈祷して頂き、猫の石を預ける…。預けられた「石猫」は、尾道(千光寺公園)の何処かの小径に置かれ、尾道の猫となる…。
 そして、何日か経って、飼い主の元に一枚の写真が送られてくる。もちろん、それは、愛した猫(石猫)の一枚の写真。しかし、その写真には設置した、場所の住所は書かれておらず、「石猫」が設置された街角と風光明媚な尾道の景色が送られる。
 そのまま忘れて、次へ進むことも良し、そして何時か一枚の写真を持って尾道をたずね、その時の自分に「時をかける」のも良し…。
 その後の 自分さがしの旅 なのです。
 
尾道01

尾道02
あの時の自分に出会える不思議な町






いつかみた映画
【其の二】

映画史上に惨然と輝く感動の金字塔
ニュー・シネマ・パラダイス
 
 戦後間もないシチリアの小さな村、この村の唯一の楽しみはパラダイス座という小さな映画館。主人公の少年トトも母親の目を盗んでは映画館に通いつめていました…、トトの心を魅了したのはフィルムの宝庫である映写室と、それを映写する映写技師のアルフレード。頑固者のアルフレードは、映写室という映画の聖域からトトを追い出そうとする…、様々な出来事があり、やがて二人の間には不思議な友情が芽生えていく…。小さな街の映画館をとりまく人生模様をノスタルジックに描き、映画への「愛」を謡った感動の名作。

ニューシネ01

 ワタシの大好きな映画の一本です。しかし、この作品1989年の公開された劇場版(劇場用に短縮された作品)と、その後、デジタルメディアでリリースされた「ニュー・シネマ・パラダイス 3時間オリジナル版」が存在します。もちろん、当初の製作は、長尺を基本に作られたモノでしょう。劇場公開を基本とした場合、当時は最長でも120程度が基本であり、止むなく短縮ヴァージンを再編集したのでしょう…。しかし、どう観ても完全版より、短縮版の方が、名作である。

エレナ
ファインダーから見た、エレナが美しすぎる…

 トトの初恋の人エレナ…、あまりにも美しく、悲しい物語のその後を描かなくても、見た人の想像で、美しい想いでにしてほしかった。あの時は、どうだった…とか、こうなっていた…、見たくない。この作品に関しては、監督が納得できなかったかどうかは、分からないが、製作者との想いと裏腹の「劇場版」が絶対いにオススメ!  想い出は、美しいままで…

 追 伸
 今日、あの「エマニュエル夫人」シルビア・クリステルさんが亡くなりました。60歳…若すぎる別れです。当時の彼女は、少年時代の男子には、眩しすぎる存在です。

エマニュエル

 中学生の時、当時話題作の「続・エマニュエル夫人」を友人何人かと観に行き…、この行動が学校に知れて、朝の全校朝礼で校長先生にみんなの前で、怒られたのを覚えています。もちろん、思春期の興味もありましたが…、当時の映画は、大半が二本立てで、併映が当時大ファンのオリヴィア・ハッシー主演の「暗闇にベルが鳴る」。言い訳かもしれないけれども、当時からの映画少年は、これも観たかった…、そんな純粋な行動を、何も全校生の前で…、情けない。しかし、これもとっても素晴らしい、映画の思い出 です。

 行き成りですが、ワタシは大林映画が好きです、いや、大好きです。監督との出会いは、最初は「大嫌い」でした。映画デビュー作の「HOUSE ハウス」を観た時は、許せなかった…!
  しかし、あるナイトショーで「廃市」を観た時にすべがわかった気がした。監督の映画への「想い」が、暗闇の中で語りかけてきました。それからは、大林映画の理解者として常に、独りよがりにも人生を一緒に歩んでいます。

いつかみた映画
【其の一】

数多い、大林映画の中でも大好きな逸品。
青春デンデケデケデケ

ポスター

 この映画は、新尾道三部作の第二作目「ふたり」の後に、故郷尾道でなく、瀬戸内海の対岸香川県観音寺市(芦原すなお氏の生まれ故郷)で撮影された大林映画の中でも異色の名作です。ワタシ(徳島)のお隣香川県での撮影。当時、尾道のジャズ喫茶TOMのマスターから一報をいただき、高速道路のない時代に何度も撮影現場の見学に伺いました。今思えば、迷惑な行動です…。監督に直接お許しを頂き、撮影現場を観させて頂きました。初めて見る大林監督の撮影風景、まさに我が人生最良のときでした。
 撮影現場を記録したいと、当時ボーナスを叩いて購入したニコンF4を片手に現場をウロウロ…、ある時、三人組の青年に声をかけられ、行き成り写真を撮ってくれと頼まれました。

デンデケ01

 見ての通り、「青春デンデケ〜」出演メンバー三人です。そして、向かって右端は、白井君役の 浅野忠信さん…もちろん、その時は彼らが誰なのか全く分からず、気安く話しをし、そのチャラチャラした格好と風貌に対して説教をしたような気がします。そして、あの浅野君に「もっとがんばれよ…!」などと言ってしまった気もします。(間違いなく彼は頑張ってます、日本映画界、いや世界の浅野です)。何とも恥ずかしい、世界の浅野に説教をしたワタシが何とも情けない…、あつかましい…、トホホ。

 そんなこんな出来事もあって、この映画は、ワタシの人生に於いても重要なポジョンに位置する一本です。ぜひ、機会があれば観てください。懐かしいだけではなく、進行形の元気映画 ですよ!
ドラマのツボ
【其の一】

 映画の日記なのですが、いきなり寄り道です。もちろん映画大好き親父ですが、TVドラマも嫌いではないです。映画とテレビは別物として考えています。その違いは、また後日語りたいと思いますが、数少ないお気に入りのドラマ。「最後から二番目の恋」の2012年秋ヴァージョンがオンエアーされます。

最後から二番目の恋

最後から01
 
 このドラマは、昨年の冬にオンエアーされ、今時の大人のラブストーリーとして、回を重ねる毎に視聴率もアップし、各テレビ賞も総なめにしました。ワタシも久しぶりに毎週楽しみに観るドラマとなり、ロケ地、鎌倉へと足を運ぶ程のファンとなってしまいました。ワタシの奥様が、大、大、ファンのコンサートが常に横浜で開催され、そのお付きとして、おまけではるばる(徳島から)行くことが、二度もありました。もちろん、奥様とは別行動で、このチャンスを活かし、憧れの鎌倉へ…、行ってきました「最後から〜」ロケ地巡り。


極楽寺
再々登場する「江の電 極楽寺駅」です。

力餅
鎌倉移住の視察に来ていたキョンキョンが休憩してたお店。

 貼付けた、写真は、今年の10月のものですが、前回、昨年のクリスマスに行った時は…、寒かった。江ノ島を独りで歩いたあの吹雪の中のでの「生シラス丼」と異常に冷えたビール。こころに染みました。ドラマも真冬の鎌倉。その空気感が嬉しくもリアルで鼻水が出る程に感動しました!

最後から二番目の恋 2012秋
11月2日(金)夜9時放送!
最後から二番目の恋 2012秋
「趣味は、映画鑑賞です…」などと言うと。大抵の方が「今までの観た映画ベスト…??」っ聞かれます。映画好きな方にわかると思いますが、この質問に応えるのが非常に難しい…。
好きな映画は、その時期によって異なります、例えば、若い時は、ラーメンが大好きでも、さすがに50歳になると勘弁してくれ…と思うのも当たり前。映画もそれと同じようなものです。
しかし、せっかくの映画ブログを開設したのに、好きな映画を公表しないのも馬鹿げていますよね!?
年を重ねても常に心に残る映画は、何作品か存在します…。
例えば、ロバート・レッドフォードとバーブラ・ストライサンドの名作「追憶」…。多くの映画ファンが絶賛する、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の珠玉の名作「ニュー・シネマ・パラダイス」…。非常に月並みですが、この二作品は外せません。
 しかし、あの惨劇、3.11の震災以降気になる作品があります。こんな混沌とした時だからこそ、もう一度見直さなければならない作品…、それは、世界に誇る、ジャパニメーション。

みなそん003

巨匠宮崎駿が、まだスタジオジブリでないときの名作
風の谷のナウシカ

ナウシカ
 
 この作品は、NHKでオンエアーされた「未来少年コナン」の世界観を継承し、宮崎ワールド初期の代表作です。
また、この映画が世間に与えた影響力は凄く、あまりにも悲しい。語りなくないが、あの惨劇…、オウム心理教によるサリン事件。腐海の守り神「「王蟲」、まさに「オウム」である。
 腐敗した地球は、腐海の森によって腐った土が浄化される、その浄化された毒素は、瘴気(しょうき)となって人類を浄化する…。もし、この映画がなかったら、あの惨劇も起きなかった…? 結論はまったく分からないけれど、映画が与える影響力は、大きい。もちろん、全てが負ではなく、明日への希望の方が良いのに決まっているのだが…、
 そして、震災後の今の日本で、数多くの問題。政治たちの言い訳討論よりも、今一度この映画を観て、大人も子供も、語り合ったら良いのだと思う。
「腐海の森」とは…、「王蟲」とは…、「巨神兵」とは…、「風の谷」とは、等々。今だから考え、討論するべきである、特にアニメを小馬鹿にする退屈な大人たちに観てほしいものだ!
 一本のアニメが日本を救えるかも知れない…。これぞ映画のチカラ!


プレート03
はじめまして、映画大好きな「映画カッパ」です。

 子供の頃から映画が大好きで、お小遣いを貯めては、古き良き時代の商店街の映画館に、内緒で映画を観に行ってました。そんな映画鑑賞も様変わりして、昨今は、小さいながらも、マイシアターで、毎晩大好きな映画をスクリーンで鑑賞してます。年間200本を目標に今宵も映画三昧で夜を楽しみます。
 1991年5月「ふたり」から2012年9月「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」で、私的映画レポート【デジタル版】で、2,000本を記録。(手書きは、1977年「007私を愛したスパイ」から…)
 これを機会に、私的な映画の日記をはじめました。誰かに見てもらう「日記」…、少々照れくさいですが、出来るだけ永く、楽しく続けていきます。少しでも映画鑑賞の参考にして下さると幸せです。