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カッパのみなソン
Selection vol.1168



そこは音だけが〈見える〉戦場
ハンターキラー 潜航せよ 
2018年日イギリス



ハンター02

 ロシア近海で米海軍原子力潜水艦が姿を消す。すぐさま“ハンターキラー”と呼ばれる攻撃型原子力潜水艦アーカンソーが捜索に向かう。艦を率いるのは現場たたき上げの異色艦長ジョー・グラス。やがてロシア国内でクーデターによりロシア大統領が監禁されたことが判明。米国大統領は、未曽有の危機を回避するため、ネイビーシールズの地上偵察部隊とアーカンソーの連携によるロシア大統領の救出を決断。しかしそれはアーカンソーにとっては、機雷原とソナー網が張り巡らされた絶対不可侵のロシア海域に潜航しなければならないというあまりにも過酷なミッションを意味していたのだが…。(後は映画を観て下さいね)



ハンター01

 「300スリーハンドレッド」「エンド・オブ・ホワイトハウス」等のジェラルド・バトラー主演で贈る潜水艦アクションです。ロシアでクーデターを企てた大臣によってロシア大統領が拉致され、第3次世界大戦勃発の危機に直面する中、ネイビー・シールズとともにロシア大統領を救出する前代未聞のミッションに挑む米軍潜水艦艦長の過酷な戦いの行方を描く。実際に米海軍原子力潜水艦の元艦長だったジョージ・ウォーレスと作家のドン・キースの共著によるベストセラーを映画化。共演は、ゲイリー・オールドマン、コモン、そして2017年6月に他界した「ミレニアム」シリーズのミカエル・ニクヴィスト。監督は南アフリカ出身の新鋭ドノヴァン・マーシュ。



ハンター05


たわごと03
潜水艦モノに、ハズレなし!
 結論からです、これお薦めです!と言うか、ワタシ的に凄く好きです。巷では、潜水艦映画に“はずれなし”と言われてますが、観るまでは、そんなのは昔の話、最近じゃ××でしょと思いや、「当たり」でした。私たち映画ファン世代の潜水艦モノの名作「レッド・オクトーバーを追え!」や「クリムゾン・タイド」が好きな人には、もちろんドンピシャなのですが、やっぱり往年の映画ファン必見の名作「眼下の敵」を彷彿せずにはいられないニクい演出。米国攻撃型原子力潜水艦アーカンソー艦長ジェラルド・バトラー、そしてロシア連邦原子力潜水艦コーニクの艦長ミカエル・ニクヴィストこの二人、まさにロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンスの再来…、もちろん、それ以外でも見所満載、少々出来すぎ的な所も多々ありますが、男のロマンを是非とも体感して下さいね!



ハンター03



※カッパの勝手な採点は…、
かと言って、それほどの超大作ではない…。
8点



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カッパのみなソン
Selection vol.1167



#廃病院
十二人の死にたい子どもたち 
2018年日本



子どもたち00

 それぞれに事情を抱え、廃病院の一室に集まった12人の未成年たち。彼らの目的は集団安楽死をすること。ところが12人だけのはずのその部屋には、すでに死体となった13人目がいた。彼は何者で、なぜここにいるのか。そして一体誰が殺したのか。互いに議論を重ねる中で、次第にそれぞれの死にたい理由が明らかになっていくとともに、疑心暗鬼を募らせていく12人だったが…。(後は映画を観て下さいね)



子どもたち000

 人気作家・冲方丁の同名ベストセラーを「トリック」「SPEC」の堤幸彦監督が杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈ら人気若手俳優陣の豪華共演で映画化したミステリー・サスペンスです。安楽死を求めて廃病院に集まった10代の男女12人が、目の前に横たわる13人目の死体を発見して、謎と疑心暗鬼で混乱していくさまとその顛末を描き出します。



子どもたち02


たわごと03
十二人の美男美女たち
 それぞれが、様々な理由で死にたいと思っている12人のティーンエイジ…、ネットで招集された「廃病院」に続々到着。彼らの目的は集団安楽死。ところが、そこにはいるはずのない13人目がすでにベッドで眠りについていた…。このフレーズだけで凄く、興味深いと思いや、あれ、何なんだろ、この物足りなさ…?今を時めく若手俳優陣を起用した登場人物たちには、それなりに、それぞれの「死にたい理由」があり、まぁ、それも分からんでも無いのだけど、余りにも演技上手すぎて、逆に現実味にかける。物語が進むほどに謎に深みが無くなり、むしろ結末だけが一人歩き…。もちろん、名作「12人の怒れる男たち」へのオマージュなのでしょうが、さすがに厳しい…。ただ、最近の若手俳優さんたちは上手です、難しいワンシチュエーション会話劇を意図も簡単にやってのける演技力。頼もしいと言うよりも末恐ろしいと思う程のレベルの高さですよね!ただ、上手だけでは、「映画俳優」だ…、とも言えないのも現実でよね?



子どもたち03


※カッパの勝手な採点は…、
もう一工夫が、欲しかった…。
カッパ採点7点



カッパのみなソン
Selection vol.1166



もう一度つくれますか?いちど失くした家族。
かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発 
2018年日本



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 夫の修平とその連れ子の駿也と東京で幸せな日々を送っていた晶。しかし夫が急死し、悲しみに暮れる駿也を抱え途方に暮れる。やがて晶は駿也を連れて鹿児島に一人で暮らす義父・節夫を訪ねる。鉄道の運転士として仕事一筋で、家族を顧みずに生きてきた節夫は、戸惑いつつも亡き息子の妻と孫を受け入れ、3人のぎこちない共同生活が始まる。そんな節夫との生活の中で、いつしか亡き修平の子どもの頃の夢であり、電車好きの駿也のためにもと、運転士を目指すと決意する晶だったが…。(後は映画を観て下さいね)



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 地域密着の地方鉄道をめぐって、繰り広げられる人々の心温まるハートフルな物語を描いた、RAILWAYSシリーズの第3弾です。鹿児島県と熊本県を結ぶ“肥薩おれんじ鉄道”を舞台に、愛する人を失った血のつながらない3人の家族の再出発を描く。主演は有村架純と國村隼、共演に桜庭ななみ、板尾創路、青木崇高。監督は「キトキト!」「旅立ちの島唄~十五の春~」の吉田康弘。



かぞくいろ04


たわごと03
地域密着型の成功例!
 全国の鉄道と家族の絆を題材にした「RAILWAYS」シリーズ第3弾です。今回は、鹿児島~熊本を結ぶ肥薩おれんじ鉄道を背景に、有村架純ちゃん演じる「女性運転士」のお話。もちろん彼女の奮闘記と共に家族が絆を形成していくさまを感動的に描いていきます。シリーズ第1作目は、島根が舞台の「RAILWAYS49歳で電車の運転士になった男の物語」。2作目は、富山が舞台の「RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ」…、そして今回は、鹿児島県阿久根市。映画の内容は兎も角、この作品、地域と鉄道を上手に活用した「地域密着型映画」として非常に良く出来ていると思います。今流行?のいわゆる、映画で「町おこし」して、ついでに「ロケ地巡り」してね…的な軽いノリじゃなく、鉄道と行政、そしして地元とが見事に一体化した地方じゃなきゃ出来ない映画に仕上がってます。もちろんタイトルが示す「RAILWAYS」は、様々な人生を描き出す素晴らしい素材であり、道標です。三部作と言わず?全国津々浦々の鉄道に纏わる愛の物語を描いて下さいね。



かぞくいろ03


※カッパの勝手な採点は…、
次回は、ぜひ四国ロケでお願いします!
七点半




カッパのみなソン
Selection vol.1165



妻たちの落とし前
ロスト・マネー 偽りの報酬 
2018年イギリス・アメリカ 〈日本未公開〉



マネー01
 
 数々の完璧な計画を実行し、贅沢な生活を手に入れた窃盗団の首領ハリー。ある日、彼はシカゴの犯罪組織のトップで市議会議員候補のジャマールから200万ドルを強奪。だが、逃走中にSWATの集中砲火を浴び、3人の仲間と共に命を落としてしまうのだった。未亡人となったハリーの妻、ヴェロニカは1ヵ月以内に夫が奪った金を返せとジャマールから脅される。そんな中、彼女はハリーが遺したノートから、彼が計画していた500万ドルの強奪計画を知る。彼女は命を守るため、同じく未亡人であるハリーの仲間の妻たちに計画を持ちかけ、決死の強盗作戦に挑んでいくが…。(後は映画を観て下さいね)



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 犯罪者の夫を亡くした女性たちが、犯罪チームを結成し運命に立ち向かうクライムサスペンスです。スティーヴ・マックィーン監督が『ゴーン・ガール』などの原作者のギリアン・フリンと共に脚本を手掛け、イギリスで放送されたテレビシリーズを映画化した。主演は『フェンス』などのヴィオラ・デイヴィス、チームのメンバー役にミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォが集結。さらにコリン・ファレル、リーアム・ニーソンらが脇を固める。



マネー03


たわごと03
日本未公開は、もったいない!
 「それでも夜は明ける」でアカデミー賞監督賞を受賞したスティーブ・マックィーン監督作品です。主演の未亡人達は、もちろん、リーアム・ニーソン、コリン・ファースに、何と大御所ロバート・デュバルまで!なんとも豪華な配役です。なのに日本未公開?理由は分かりませんが、公開が突然中止…。何故か不幸な作品となってしまったこの作品。ワタシ的には結構イケてます。何よりも、脚本が斬新。この手の映画(クライムサスペンス)は、どれもよく似通った、何処かで観たような作品が多いのですが、この切り口は、ワタシ的には初めてです。ただ、何故か説明不足?あまりに描きすぎるのもどうかなぁ…と思いますが、この作品に関しては、もう少し、一つひとつを説明してくれた方が有り難いです。特に序盤が、分かりにくい。登場人物を把握出来ない苛立ち…。物語が多面的に仕込まれているので仕方ないのでしょうが、もう少し「なるほど感」が欲しかった…!ワタシ思うのですが、これ日本映画としてリメイクすると結構おもしろい素材のような気がします。テーマが日本人的?だし、製作費も「そこそこ」で大丈夫そう?映画カッパの勝手な妄想です。



マネー04


※カッパの勝手な採点は…、
原題は、「WIDOWS 未亡人たち」。
七点半



2019.08.14 サスペリア
カッパのみなソン
Selection vol.1164



決してひとりでは見ないでください。
サスペリア 2018年イタリア・アメリカ



サスペリア01

 1977年、ベルリン。世界的舞踊団“マルコス・ダンス・カンパニー”のオーディションを受けるためにアメリカからやって来たスージーは、カリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、晴れて入団を許される。折しも舞踊団では主力ダンサーのパトリシアが謎の失踪を遂げる事件が起きていて、彼女のカウンセリングに当たっていた心理療法士のクレンペラー博士がその行方を追って独自の調査を進めていた。そんな中、マダム・ブランに才能を見出されたスージーは、目前に迫った次回公演の大役に大抜擢されるのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



サスペリア02

 ダリオ・アルジェント監督による1977年の名作ホラーを「ミラノ、愛に生きる」「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督がリメイク。アメリカの若手ダンサーが入団したベルリンの舞踊団を舞台に、ダンサーの失踪をはじめ次々と不可解な出来事が起こる中、舞踊団に隠された恐ろしい秘密が徐々に明らかになっていくさまをアーティスティックな筆致で描き出す。主演は「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」のダコタ・ジョンソン。共演にティルダ・スウィントン、ミア・ゴス、ジェシカ・ハーパー、クロエ・グレース・モレッツ。またカリスマ振付師役のティルダ・スウィントンは“ルッツ・エバースドルフ”という俳優名で男性心理療法士クレンペラー博士も演じて話題に…。



サスペリア03


たわごと03
これは、なかなか、手強いぞ…??
 「決してひとりでは見ないでください。」…映画の内容は兎も角、この宣伝用のキッチコピーは、今でも鮮明に覚えてます。そう、1977年の名作「サスペリア」のリメイクと言うか、リブート??と言うか、はてさて?全くの別物と言った方がいいこの作品は、実に凄いです。と言っても何が凄いのか、非常に説明しにくい。怖いと言えば怖い、キモいと言えばキモいし不気味、かといってゲテモノではなく、社会性かつ芸術性に溢れている。そして何よりも映画としての空気感が素晴らしい。正直、理解不能のシーンも多々在り、しっかりと物語を楽しむべきモノではない。それでもグイグイと見入ってしまう映像のチカラ。暑い夏の夜に、2時間越え(尺)の恐怖を是非とも体感してみて下さい!!



サスペリア04


※カッパの勝手な採点は…、
タランティーノが、大好きらしい!
七点半