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2019.08.24 HOUSE ハウス
いつかみた映画
【其の百五五】



大林劇場版映画、第一作!
HOUSE ハウス 
1977年 日本



ハウス01

 中学生のオシャレは、今日も仲間のファンタ、ガリ、クンフー、マック、スウィート、メロディーたちと間近になった夏休みのことをワイワイ話している現代っ子。オシャレが学校から帰ると、イタリアから父が帰国していた。父は彼女に、自分の再婚の相手だと言って涼子を紹介する。新しい母など考えてもいないオシャレにとっては、これはショックだった。自分の部屋にもどって、ふと思い出したオバチャマのところに手紙を出し、夏休みに仲間と行くことにする…。(後は映画を観て下さいね)



ハウス02

 CF界の鬼才・大林宣彦が初めて手がける劇場用映画で、7人の少女と奇妙な羽臼屋敷を中心に幻想的ななかにスラプスティックな面とブラックユーモアを織りまぜて描くオカルト映画です。脚本は「ホテル強制わいせつ事件 犯して!」の桂千穂、監督は大林宣彦、撮影は阪本善尚がそれぞれ担当。



ハウス03


たわごと03
嫌よ嫌よも好きのうち…。
 WOWOWさん、ありがとう!先日のノンフィクションW「大林宣彦&恭子の成城物語 ~夫婦で歩んだ60年の映画作り~」のオンエアーに伴い、大林映画(劇場版)の記念すべき第1作、「HOUSEハウス」等々がオンエアーされました。久しぶりにと言うか、初上映から初の再鑑賞です。(自分でもビックリ)今でも鮮明に覚えてますよ、高校1年の夏休みに地元・徳島東宝で観させて頂きました。そして激怒し、当時の映画日記(ロードショーの付録)に、「こんなの映画じゃない、邦画をバカにするな!」と記載したことも今でも鮮明に憶えてます。まぁ、当時のくそ真面目な?? 映画少年としては、やっぱり無理でしょうね。映画的手法だけではなく、映画会社として戦略?? 映画を売ると言うより、「大林宣彦」を売る広報戦略も、無垢な少年(今はオッサンです)には、好きになれなかったのでしょうね?? (現仕事と超矛盾してます) そんな矛盾だらけのこの記念すべき作品…。やっぱり凄いです、自らを映像の魔術師と語り、愛娘が発案した奇抜はアイデアと乱雑でかつ繊細な演出と編集。時代と共に色あせるのではなく、寧ろ新しさを感じる…、不思議な作品です。不思議と言えば、創刊100年を迎えた映画雑誌「キネマ旬報」企画した年代別のベスト・テン「1970年代日本映画ベスト・テン」では、堂々の5位(当時は枠外の第21位)!時代が映画に追いついてきた…、大林映画の凄さを痛感させられました。



ハウス04


※カッパの勝手な採点は…、
語りきれない、想いで溢れてます。
8点





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いつかみた映画
【其の百五四】



ジブリの原点?
太陽の王子 ホルスの大冒険 
1968年 日本



太陽01

 病弱な父親と、人里離れた浜辺で暮らしていたホルス。ある日、ホルスは狼の群れに襲われるが、たまたまそこで昼寝をしていた岩の巨人モーグに助けられる。そのお礼にモーグが以前から苦しんでいた肩のトゲを抜いてやるが、そのトゲは“太陽の剣”と呼ばれる剣だった。モーグから太陽の剣を譲り受けたホルスは「その剣を使いこなすことができたなら、おまえは人々から“太陽の王子”と呼ばれて尊敬されるだろう」と告げられる。やがて父親は「人間の世界に戻れ」と言い残して他界。遺言に従って相棒の小熊とともに旅立ったホルスは、モーグや謎の少女ヒルダの力を借りて、魔王グルンワルドと対決することになるのだが…。(後は映画を観て下さいね)



太陽02「まんがまつり」の原点!
 東映動画製作の日本の劇場用アニメ映画です。公開は1968年7月21日、上映時間82分 『東映まんがパレード』 (のちの『東映まんがまつり』)の一本として上映されました。製作を宮崎駿と大塚康雄のコンビが手掛け、演出は高畑勲が担当。完成までに約3年の歳月を要したという劇場用アニメーションで、宮崎駿と高畑勲が出会い、日本のアニメ映画に初めて作家性が持ち込まれた記念すべき作品だとも言えます。


たわごと03
高畑勲、宮崎駿。そして、奥山玲子!
 毎日楽しみ観させて頂いている、連続テレビ小説「なつぞら」も、主な登場人物が出揃いましたね。もちろん、なっちゃんのモデル奥山玲子さん、中川大志さん演じる、講釈垂れのイケメン・坂場一久(高畑勲)、新人なのに少し厚かましい、染谷将太さん演じる神地航也(宮崎駿)、そして宮崎氏の奥さまとなる、三村茜(大田朱美)は、元AKBの渡辺麻友さんが演じてます。もちろん、その他にもワクワクする人達がモデルとなってるので、アニメファンにはたまらなく嬉しい朝ドラとなってま〜す。と勝手に盛り上がっているワタシなのですが、実は、WOWOWさんが、なかなか粋なシゴトをしてくれました。1968年の名作長編まんが映画「太陽の王子 ホルスの大冒険」のデジタル修正版をフルオンエアー。子どもの頃には何度かテレビの再放送で観ましたが、まさか大人(かなりオッサンですが…)になって、鑑賞できるとは…!? これも「なっちゃん」効果の賜物でしょうね!


太陽03

日本アニメの原点が、そこにある!
 今から、半世紀以上前に創られたこのアニメ、いやいや長編まんが映画…。もちろん最新のアニメ技術とは程遠い作画力なのですが、そんなの関係ないです、むしろそれ以上です!動きもスピーディだし、カット割りも多彩で斬新。キャラクターも生き生きしてて、実は半世紀前に「ジブリ作品」は仕上がっていたと言っても過言ではない出来映えです。演出・高畑勲、作画監督・大塚康生、場面設計・美術設計、宮崎駿、原画:森康二、奥山玲子、宮崎駿 等々。それぁ、面白くないワケが無いですよね!蒼々たるメンバーによる、当時としては、きっと挑戦的かつ意欲的な、まんが映画だったのでしょうね。アニメは、子どものモノ(子ども目線)の姿勢はしっかりと貫いてますが、物語が凄い…。単純な勧善懲悪ではなく、その時代をしっかりと描いています。なんと言っても、悪魔の妹・少女ヒルダの心の内面(孤独と葛藤)です。この少女を子どもまんが映画に登場さすこと…、この企画にOKを出した上層部も偉いが、それを貫いた彼ら達の勇気に感服します。実は、半世紀も前から日本アニメの戦いは始まってたのですね?日本アニメのターニングポイントで、歴史的作品です。アニメファンなら必見です。



太陽04


※カッパの勝手な採点は…、
興行的には、どうだったのだろう?
8点



いつかみた映画
【其の百五三】



万国博にジャイガーが暴れ込む!
ガメラ対大魔獣ジャイガー 
1970年 日本



ガメラ00

 大阪万国博覧会にウェスター島の“悪魔の笛”と呼ばれる巨大石像が展示されることになった。祟りがあると言って強硬に反対する、島の文化使節ギボーの意見を抑えて運搬作業が行われる中、ガメラが現われた。作業を監督する考古学者ウィリアム教授の子トミーとスーザンは、友人の弘から聞かされているようにガメラは子供の味方だと主張するが、なぜかガメラは作業を妨害する。作業班は火山の噴火でガメラが火口へと向かった隙に石像を運び出すが、石像からは“悪魔の笛”の名の通り、不気味な音が鳴り響いた……。石像と共に作業班が去ったウェスター島では、地中からジャイガーが復活をとげた。無人の島でガメラとの死闘が繰り広げられる。火炎攻撃でガメラが優位に見えたその瞬間、ジャイガーの角先から鋭い矢が飛び出しガメラの手足を貫いた。矢が邪魔になり手足を引っ込められないガメラは空を飛ぶこともできない。ジャイガーは仰向けに倒れたガメラを残し、石像のあとを大阪へと向かった。 万博会場に運ばれる石像を追ってジャイガーが大阪に上陸した! (後は映画を観て下さいね)



ガメラ01

 前作『ガメラ対大悪獣ギロン』での宇宙から一転して、「日本万国博覧会」を舞台にした作品。当時少年誌各誌ではカラーグラビアで「謎の古代遺跡」を題材にしたものが流行っており、これを企画に採り入れたもので、万博を舞台にしたのは後付けだった。そのため、万博会場でのロケが行われたものの、監督の湯浅憲明によると東宝のようにパビリオン協力しているわけでもなく、大映にそこまでの営業力もなかったため、タイアップではなかったという。また昭和の「ガメラ映画」で大阪城が登場するのは『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』(1966年)に続いて2度目。ジャイガーの子供がガメラに寄生するシーンは、湯浅によると「予算は無いし、やることは大体前のガメラでやりつくしちゃったので、どうしようかと思って考えた」アイディアだったという。



ガメラ02


たわごと03
祝・2025年万博、大阪開催決定!
 なんとも、うれしいニュースが飛び込んできましたね!2025年国際博覧会(万博)が大阪市で開催されることが決定。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。い〜や、ホンマに決まりましたね、大阪万博2025。1970年…、もちろん我が郷土徳島からも行きましたよ、遠路はるばる、フェリーに乗って(当時はもちろん橋は無い…)大都会大阪で開催される夢の博覧会へ。当時会場で見た様々な「未来」は今でも鮮明に脳裏に焼き付いております。そして、今回のこの朗報を聞き脳裏に蘇ったりは、何故か、この「ガメラ対大魔獣ジャイガー」。物語は、大阪万博会場建設途中でも参事。建築中の万博予定地でガメラと大魔獣ジャイガーが、死闘を繰り返します。万博とガメラの組み合わせ(タイアップ)は、子どもながら凄いと思いましたが、どうも企業タイアップではなかったらしく、一体どのようにして、この企画が成立したのか? を知りたいですね! ストーリーも奇抜で、なんとジャイガーの毒で倒れた、ガメラの体内へ小型潜水艦で潜入し、ミニジャイガー(寄生虫?)を退治する…、あの名作『ミクロの決死圏』をモチーフにしたのかなぁとも思わせる演出…。ただ、当時の馬鹿な小僧のワタシでも、ガメラの体内は、こんなにシンプルじゃ無いだろと少々苛ついたのを思い出しました。まぁ、それはそれで良しとして、2025年の「新・大阪万博」では、どんな凄い「未来」を魅せてくれるのだろうか…、二度目の大阪万博、凄く楽しみです。



ガメラ03


※カッパの勝手な採点は…、
プレゼンを勝ち抜いた、大阪に…、
10点




2017.05.23 誘拐報道
いつかみた映画
【其の百五二】



原作・読売新聞大阪本社社会部
誘拐報道 1982年 日本



誘拐01

 豊中市の私立学園1年生の三田村英之が、下校途中に誘拐された。県警本部の発表で犯人が英之少年の父で小児科医の三田村昇に三千万円の身代金を要求していることが分かった。各新聞社に“報道協定”の要請があり子供の生命がかかっているため各社は受けざるを得なかった。三田村家には遠藤警部以下6名の警察官が入り込み、昇や妻の緋沙子と共に電話を待った。武庫川の川原に緋沙子が一人で来るようにとの電話が…。(後は映画を観てください)



誘拐04

 幼児誘拐事件を通して浮き彫りにされる、犯人とその家族、被害者の家族、警察及び報道関係者の姿を描きます。原作は読売新聞大阪本社社会部・編の同名ドキュメンタリー。脚本は「徳川一族の崩壊」の松田寛夫、監督は「犬神の悪霊」の伊藤俊也、撮影は「飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ」の姫田真佐久がそれぞれ担当。



誘拐03


たわごと03
昭和の隠れた名作…。
 「誘拐報道」やっと、見直す事が出来ました。1982年の上映後、レンタルビデオでも、DVDでも見直す事が出来なかった隠れた名作が、嬉しい事にWOWOWでオンエアーされました。1980年に実際に起きた誘拐事件を読売新聞がまとめたルポルタージュが、原作だそうです。そして何よりもキャストが凄いです。主役の犯人が萩原健一、妻が小柳ルミ子、子どもの母親が秋吉久美子、読売新聞は丹波哲郎、三波伸介、大和田伸也、宅麻伸、その恋人に藤谷美和子、新聞社ヘリパイロットが、なんと菅原文太!これだけの本気モードの役者たちが、映画を超えた超リアルは演技を魅せてくれます。ある一つの誘拐事件を多面的視線から描きます。報道の視線、警察の視線、犯人の視線、家族の視線…、様々な視線から見た、それぞれの想いを、悲しくも力強く描きます。そして、我が青春期の1982年の劇中の風景が、悲しくも懐かしいです。



誘拐05


※カッパの勝手な採点は…、
公衆電話とポケベル、そして十円玉が愛おしい。

8点




いつかみた映画
【其の百五一】



シリーズ第46話
男はつらいよ 寅次郎の縁談 
1993年 日本



寅さん01

 来年大学を卒業し就職しなければならない満男は、不況の追い風を受けて採用試験に苦戦していた。さくらと博は苛立つ満男をハラハラしながら見守るだけ。そのうち自分自身にも嫌気がさした満男は旅に出てしまうのだった。ひさしぶりに葛飾に帰った寅は事情を聞いて満男を連れ戻すことを安請け合い。さっそく、瀬戸内海の小島・琴島へ出掛けた…。(後は映画を観てください)



寅さん02

シリーズ第46作目は、瀬戸内へ…。
 「男はつらいよ」シリーズ46作目。香川県の瀬戸内海を舞台に、おなじみの寅さんが真剣に結婚を考える。マドンナは27作目「男はつらいよ浪花の恋の寅次郎」で共演した松坂慶子。その父親役には新国劇の大御所・島田正吾、御前様の娘役には1作目のマドンナ光本幸子が配された。



寅さん03


たわごと03
寅さんが、瀬戸内にやって来た!
 お世話になってる知人がエキストラ出演している聞き久しぶりに寅さんを観させて頂きました…。あれ、ゴメン間違った?残念ながエキストラシーンを見逃した。(スミマセン) 久しぶりの寅さん節に、映画に没頭してしまったワタシ。いゃ、いゃ、やっぱり、寅さんは良い。まさに日本人のこころの映画。そしてシリーズ第46作目となるこの作品は、ワタシの大好きな瀬戸内が舞台。そして、マドンナはシリーズ二度目の出演となる、超美しき松坂慶子さんが再登場。



寅さん04

 寅さんファンには、怒られるかも知れませんが、ワタシ的には、晩年の寅さんが好き。何なんだろう、晩年の寅さんの言葉は、悲しく、胸にしみる。マドンナ松坂慶子が劇中で言う、ストーブの暖かさではなく、悴んだ手を温める母親のような暖かさ。恋とか愛とかを超越した想い。そして定番の失恋。今回は、満男とのW失恋が何とも愉快で悲しい!


※カッパの勝手な採点は…、
寅さんの言葉には、行間がある…。

七点半