ドラマのツボ
 part.97



天才2人の“宿命”を描くヒューマンドラマ
アキラとあきら 2017年 ドラマW



アキラ00

 1986年4月、メガバンク・産業中央銀行の新人研修で伝説が生まれた。研修の最終行程で行なわれる実践形式の融資プロジェクトで、相対した階堂彬と山崎瑛。誰も想像のつかない提案をした彬。それを見破った瑛。お互いの健闘を讃える2人。この時は、まだこれから待ち受ける過酷な“運命”を、2人は知る由もなかった。時は、さかのぼり…、1975年。2人の“アキラ”の人生の交差はこの年から始まっていた…。(後はドラマを観てください)

アキラ02

ベストセラー作家・池井戸潤の最新作を最速ドラマ化
 池井戸潤の“幻の長編”と呼ばれていた「アキラとあきら」。その作品が徳間書店よりオリジナル文庫『アキラとあきら』として 刊行されるのに合わせ、WOWOWが最速ドラマ化。 WOWOWが池井戸作品を手掛けるのは「空飛ぶタイヤ」 「下町ロケット」 「株価暴落」に次いで4作目だが、 今回はその中でも最長の全9話で制作。スリリングな展開と重厚な 人間ドラマが持ち味の池井戸作品をじっくりと堪能できる。



アキラ03


たわごと03
向井理×斎藤工のW主演!
 この夏にWOWOWの「連続ドラマW」枠で放送中のドラマW、「アキラとあきら」、これがなかなか面白い。何よりも人気俳優である向井理さんと斎藤工さんがダブル主演を務めるということでかなり話題に…。そして原作は、池井戸潤さんが、2006年から2009年にかけて連載していたものの、これまで書籍されていなかったという幻の長編小説です。2017年5月に、ようやく待望の文庫化がされたばかりだそうです。池井戸潤さんと言えば、ドラマW常連なのですが、今回のこの作品では、今までとは少し違う空気感を漂わせながらも見応え十分のドラマ以上の重厚な作品として仕上がっています。そして、この作品が何よりも興味深いのは、「アキラとあきら」が、生きた時代が、ワタシたちと同じ時代。同年代として、あの頃を振り返れる身近なテーマが何ともリアルで切ないです !?



アキラ04



※カッパの勝手な採点は…、
久しぶりのドラマWも良いものですね。

カッパ採点7点






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2017.07.12 ひよっこ
ドラマのツボ
 part.96



NHK連続テレビ小説
ひよっこ  2017年 NHK総合



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 1964年(昭和39年)秋。東京オリンピックが目前に迫っていたが、谷田部みね子は今ひとつ実感が湧かない。みね子は、茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村で育った。交通の便が悪いため、同じ関東なのに東京は遠い世界のように思える。みね子の家は6人家族。不作の年に作った借金を返すために父は東京に出稼ぎに行っている。高校を卒業したら農家の仕事を手伝って祖父と母に楽させてあげたい…。そう思っていたみね子の人生は、お正月に父が帰ってこなかったことで一変する。(後はドラマを観てください)



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視聴率急上昇ひよっこ。
「家族」、「ビートルズ」描く、脚本の妙…。

 NHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の視聴率が伸びている。第13週(6月26日~7月1日)の週間平均視聴率で初めて20%超えを記録。第14週(7月3日~8日)でも20%を超え、2週連続の大台超えとなった。『ひよっこ』を「朝ドラの名作」と断言するコラムニストのペリー荻野さんがその背景について分析する。後半に入った「ひよっこ」が回を重ねるごとに力強くなっている。視聴率も上々。個人的にはオリジナルキャラクターによる朝ドラの名作だと思っている…。(NEWSポストセブンより)



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たわごと03
毎朝が、楽しくなってきた! 
 今年の春から始まった、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」…。何となくは気になってました。家の奥様からは、何となくいつもの朝ドラとは違う雰囲気で、正直あまり面白くない?と聞かされ、それでも「いつもとは違う」が、どう〜も引っかかってました。そうなんです、これってワタシの大好きな岡田惠和さんの脚本。そしてワタシが初めて見たのは、第14週の「俺は笑って生きてっとう!」、この週のテーマはビートルズ。そして物語の核となるのは、宗男おじさん、峯田和伸!これって平成28年度(第71回)文化庁芸術祭でテレビ・ドラマ部門の大賞した、あの「奇跡の人」の再来ではないか!あぁ〜、なぜもっと早く気付かなかったのか!今回のこの朝ドラ。速攻、総集編を観て、遅ればせの「ひよっこファン」となりました。(今更スミマセン) さすがですね、岡田さんの脚本。ひとつ一つの言葉が、「愛」で溢れています。そして、「行間」のある会話と巧みな演出。優しさと愛が、満開の「朝」を見事に創り出してます!



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※カッパの勝手な採点は…、
洋食屋「すずふり亭」も良いですね!

8点




2017.03.31 LEADERS II
ドラマのツボ
 part.95



日本車の未来は「俺たち」が創る。
LEADERS II 2017年春 TBS



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 1934年、10年前の関東大震災によって物資輸送網が断絶された苦い経験から日本の自動車需要は急速に加熱していた。欧州勢に加えて、アメリカのフォード、GMの本格参入によって日本の市場はまさに外国車販売の戦国時代へ突入していた。愛知にあるゼネラルモーターズ(GM)車販売店「日の出モータース」の支配人・山崎亘はアメリカ流の販売方針を押し付けられることに抵抗し、事あるごとに改善を訴えてきた。だが、大阪に拠点を置く「日本ゼネラルモータース」は、一販売店の意見に耳を傾けることはなかった。そんなある日、大阪からの帰りに山崎は、鈴鹿峠の山道で立ち往生しているシボレーを背広のまま修理する男・愛知佐一郎に出会う…。(後はドラマを観てください)



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 2014年3月に放送した「LEADERS」は、第2次世界大戦前後、日本の未来のために、仲間を信じ、もの作りに人生を賭けた人間たちの生き様を史実に基づいたオリジナルドラマとしてお送りしましたが、今回の「LEADERSⅡ」は、ストーリーの主軸を国産自動車開発の世界から販売の世界へと展開。国産自動車の開発に邁進する愛知佐一郎と、佐一郎を販売面で支え続けた男たちの物語。自動車販売店「日の出モータース」支配人の山崎亘と佐一郎との交流を軸に、“自動車の品質”向上に徹底的にこだわった製造チームと、“販売の品質”向上を目指した販売チームたちが、時に反目しながらも、「国産自動車を世界中に走らせる」という同じ夢のために、「アイチ自動車」を一つにまとめ上げ支えるようになっていく、その男たちの苦闘と情熱を描くドラマです。



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たわごと03
お客様、ファースト。
 トヨタ自動車創業者の豊田喜一郎をモデルにしたドラマの第2弾です。2014年3月に2夜連続で放送された前作は、国産自動車開発の舞台裏を追ったものでしたが、今回のパート2では、ほぼ同時期を販売店視線が構成したもう一つの物語です。前作同様上海で大がかりなセットを組み、骨太のドラマに仕上げているこのパート2。ワタシ的にも前作よりも、こちら視線が好きです。仕事的に、この視線の方が身近でリアル。いつもお世話になっているディーラーさんの真髄が、わかった気がします。



リーダース04


※カッパの勝手な採点は…、
モノづくりは、ヒトづくり!
カッパ採点7点




2017.03.02 カルテット
ドラマのツボ
 part.94



いよいよ、後半戦へ突入。
カルテット 〈第6話〉 vol.2 
2016年冬 TBS



カルテット01

 【第6話】 ひょんなことから、すずめ(満島ひかり)は幹生(宮藤官九郎)という男性と知り合う。実は幹生は真紀(松たか子)の失踪した夫なのだが、幹生はなぜか諭高(高橋一生)の先輩だと身分を偽る。ある思いから幹生を別荘に招いたすずめは、幹生の靴に防犯用のカラーボールの痕がついていることに気付き…。(後はドラマを観てください)



カルテット03


たわごと03
夫婦はなぜ、壊れてしまったのか?
 2月28日に放送された第7話の平均視聴率が8,2%…、前回の第6話から7.3%から0.9ポイント上昇しましたが、決して良くない視聴率。ただ、視聴率とは裏腹に毎回指示を得る満足度。誰かが書かれてましたが、ウディ・アレンの「マッチポイント」をやろうとしていたら、いつの間にかコーエン兄弟の「ファーゴ」になっていった…?なるほど、なるほど、よく分かります。そんなミステリアスなこのドラマもいよいよ後半戦へ!松たか子の旦那が、なんと宮藤官九郎?そしてその二人の過去を描いたのが先週放送の「第6話」。ワタシ的には、この第6話は、ここ何年か観たドラマではサイコーの出来栄え。お見事ですね、この脚本(唐揚げとレモンの謎も完璧)と演出、そして二人たちの演技力。お互いの想いでが、優しくオーバーラップし、重なり合いズレていく。愛し合う二人の求める夢がいつの間にか違ってた。なんとも切なく、美しいく、そして悲しい。視聴率という足枷を外した素晴らしいテレビドラマだと思います。



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※カッパの勝手な採点は…、
高橋一生さんに、カントリーロードを弾いてもらいたい。

8点



2017.01.22 カルテット
ドラマのツボ
 part.93



大人の恋は、やっかいだ。
カルテット 2016年冬 TBS



カルテット01

 ある日、“偶然”出会った男女4人。夢が叶わないまま、人生のピークにたどり着くことなく緩やかな下り坂の前で立ち止まっている者たちだ。そんな4人がカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送ることになる。しかし、その“偶然”には、大きな秘密が隠されていた。巻真紀は別府司の運転で軽井沢の別荘へとやって来た。待っていたのは世吹すずめと家森諭高。東京のカラオケボックスで出会った4人は皆演奏者で、弦楽四重奏をやることになったのでした。ライブレストランで演奏しようという話になるが、その店では“余命9ヶ月”のピアニスト・ベンジャミン瀧田がレギュラー演奏していました…。(後はドラマを観てください)



カルテット00

人間ドラマの名手・坂元裕二と、
4人の豪華俳優陣のコラボレーションが実現。

 TBSでは、2017年1月期の火曜ドラマ「カルテット」。「Mother」(NTV)、「最高の離婚」(CX)、「Woman」(NTV)など、数々のヒット作を手がけた坂元裕二氏の完全オリジナル作品で、冬の軽井沢を舞台に巻き起こる大人たちの人間ドラマを描きます。そして、そんな作品を彩るキャストに、普段は決して見ることができない豪華な4人が揃った!



カルテット02


たわごと03
上り坂、下り坂、そして“まさか”。
 意欲作が連なる今年の各局の冬ドラマ…、実はワタシが一番楽しみにしてたのが、この「カルテット」です。松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生の映画的な4人を坂元裕二が、とのように料理するのか? 超私的でイキなドラマを期待しての鑑賞となりました。まぁ第一話は、想像どうりの展開かなぁ、「らしい」会話を聞きながらドラマの質の高さを体感し、これからの展開を期待する、計算された静かな感動…。だったのですが、その静かさに相反したのが、椎名林檎さんが、作詞作曲を手掛けた主題歌「おとなの掟」。キャスト4人が艶っぽく歌い上げるエンディングは必見です!



カルテット05


※カッパの勝手な採点は…、
なぜか、唐揚げ食べました?

カッパ採点7点