2018.02.12 マンハント
カッパのみなソン
Selection vol.1080



追う者、逃げる者、魂の出会い。
マンハント 2017年 中国



マンハント01

 実直な国際弁護士ドゥ・チウが目を覚ますと、女の死体が横たわっていた。 現場の状況証拠は彼が犯人だと示しており、突如として殺人事件に巻き込まれてしまう。 罠にはめられたことに気づき逃走するドゥ・チウ。孤高の敏腕刑事の矢村は独自の捜査でドゥ・チウを追っていく。 彼に近づくほどに、この事件に違和感を覚え、徐々に見解を変えていく矢村。やがて2人の間に絆が芽生えていく…。(後は映画を観て下さい)



マンハント00

 西村寿行の小説を高倉健主演で映画化し、中国でも大ヒットを記録した「君よ憤怒の河を渉れ」をジョン・ウー監督がリブートしたサスペンス・アクションです。何者かにハメられた弁護士をチャン・ハンユー、事件の謎に迫る刑事を福山雅治が演じ、身分や国籍を超えた絆で結ばれていく男たちのドラマを熱く盛り上げる。主演は、「戦場のレクイエム」のチャン・ハンユーと「そして父になる」の福山雅治。共演には、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼。



マンハント04


たわごと03
ワタシは、憤怒の河を渉った?
 いやいや、凄いモノを観させて頂きました。まずは、「ごちそうさまでした…」。ワタシの大好きな西村寿行の代表作「君よ憤怒(ふんど)の河を渉れ」。※小説タイトルは憤怒(ふんぬ)をあのジョン・ウー監督がリブート。そして主演は、我が奥さまの憧れ、ご存じ福山雅治。珍しく二人の想いが重なり合い?わざわざ少し遠方の劇場まで足を運びました。この最新作「マンハント」は、1976年に、名匠・佐藤純弥監督が高倉健さんを主演として映画化。まぁ、この超大作も微妙な出来映えで、我が「不思議邦画」の1本?ただ、これなぜか中国では大ヒットだったそうで、もちろんジョン・ウーさんも大好き…。そんな訳で、今回のこの企画が誕生したのでしょうね。公開したばかりなので、多くは語りませんが、絶対的に誰もが驚くのは、冒頭の港町でのシーン。これは一体何年なんだ。不思議な空気感と不思議な音楽。昭和感ありすぎの空気感。ワタシ的には嫌いじゃないのですが、これって一体何年の設定?八代亜紀さんが、よく似合う居酒屋での過激すぎるアクションから始まります。そしてそれからも…?? ジョンウー監督が、「ワシはこんなシーンが撮りたいんだ!」の超私的でど派手なアクションを存分に魅せてくれます。ストーリーなんでどうでも良い、少々の辻褄なんてどうでも良い、我が道をいくジョンウー。スローモーション・二丁拳銃・バイクアクション…、もちろん白鳩あり、その上、何とちょっとポッチャリ愛娘のアクションありの大サービス作品です。自称映画ファンのワタシですが、この映画は久しぶりに観た「!」と「?」が交差する不思議作品です。



マンはんと
↑向かって右の方が、ジョンウーの娘さんです。



※カッパの勝手な採点は…、
もちろん原作は、素晴らしいですよ!
カッパ採点7点


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カッパのみなソン
Selection vol.1079



生か死か!
新感染 ファイナル・エクスプレス
2016年 韓国



新感染02

 韓国の各地で謎のパンデミックが発生し、凶暴化した感染者が次々と増殖蔓延し始めていた。そんな大惨事がすぐそこまで迫っているとは知りもしないやり手ファンドマネージャーのソグ。娘のスアンを別居中の妻に会わせるため、ソウル発プサン行きのKTXに乗り込む事に…。同じ列車には、身重の若い女性とその夫、高校球児とその恋人といった人々が乗り合わせていた。そんな乗客たちの中に、感染者の女が紛れ込んでしまう。そして出発して間もなく、その女が暴れ出し、密室と化した列車内はたちまちパニックに…。(後は映画を観て下さい)



新感染01

時速300km超のノンストップ・サバイバル! 
 ソウルからプサンへと向けて走る高速鉄道KTXの車内で繰り広げられる壮絶なゾンビ・パニックを描き、本国韓国のみならず世界中で大きな話題を集めたノンストップ・サバイバル・アクションです。謎の感染爆発に直面した登場人物たちによる、愛する者を守るための決死のサバイバルの行方を、極限状況であぶり出される人間ドラマを織り交ぜつつ、圧倒的テンションのスリルとともに描き出す。主演は「トガニ 幼き瞳の告発」「サスペクト 哀しき容疑者」のコン・ユ、共演にキム・スアン、チョン・ユミ、マ・ドンソク。監督はアニメ出身で実写デビューとなる本作で一躍世界的注目監督となったヨン・サンホ。



新感染03


たわごと03
ええもん、見つけた!
 またまたゾンビでしょ? と、大した期待感も持たず、まぁ、韓国版のゾンビは、少々もの珍しいかなぁ…、程度の鑑賞でした。がぁ、いやいや、ホントええもん(良い物)見つけました。これぁ、幾度か観たゾンビ映画のベスト1です。と言うかパニック映画全般としても、かなり上位に入る出来映えです。従来のパニック映画としての定義的な要素はしっかりと取り入れ、王道なのだけれども斬新。ゾンビの迫力とスピード感、高速列車での密室の怖さ、そして何よりも登場人物たちの描写力の巧みさ。最低限の会話で、それぞれの人生がかいま見える演出はあっばれです。そして、ある程度わかりきったクライマックスなのですが、ズバリ「泣けます!」。ゾンビ、列車、家族、絆、醜さ…等々 いろんな要素が上手にミックスされた秀作です。



新感染04


※カッパの勝手な採点は…、
前日譚となるアニメが、あるらしい?
8点




2018.02.01 美しい星
カッパのみなソン
Selection vol.1078



そこから、なにが見えた?
美しい星 2017年 日本



星01

 テレビでお天気キャスターを務める大杉重一郎は、予報がまったく当たらないことでかえって有名な気象予報士。主婦の妻・伊余子と、2人の子ども、フリーターの息子・一雄と美しすぎて周囲から浮いてしまう女子大生の娘・暁子の家族4人で平凡な日々を送っていました。そんなある日、重一郎は車を運転中に不思議な光に包まれたのをきっかけに自分が火星人だと自覚する。時を同じくして、一雄と暁子も水星人、金星人として目覚める。そしてそれぞれに“美しい星・地球を救うこと”という自らの使命を果たすべく行動を開始する。そんな中、ただ一人地球人のままの伊余子は怪しげな水ビジネスにハマっていくのだったが…。(後は映画を観て下さい)



星02

 三島由紀夫が宇宙人を題材に執筆した1962年発表の異色SF小説を、「桐島、部活やめるってよ」「紙の月」の吉田大八監督が現代に翻案して映画化しました。ごく平凡な家族が、ある日突然それぞれに宇宙人であることを悟り、人類と地球を滅亡の危機から救う使命に燃えて大真面目に奮闘する姿を滑稽かつシニカルな筆致に人間讃歌を込めて描き出します。主演は、リリー・フランキー、亀梨和也、橋本愛、中嶋朋子。共演に佐々木蔵之介。



星03


たわごと03
不思議と切ないが交差する?
 たぶん多くの映画ファンは思うでしょね、これって名作、それとも珍作?「3分の2」ぐらいまでは非常に面白いです、あの三島由紀夫氏の1962年の作品「美しい星」を原作として、名作「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が、なんと30年も温めてきた作品だそうです。「核戦争の危機」を「地球温暖化」に置き換えるなど、より興味深い現代的テーマで表現されています。主人公の「気象予報士」を演じるリリー・フランキーさんも、「この人しか出来ない?」熱演で、大いに作品を盛り上げてくれてますが、何せ、その残りの「3分の1」の描写が、あれあれ…疑問なのです?それぞれの不思議現象のネタバレがはじまると、なぜかその不思議感覚が色あせていく、たぶん原作もそうなんだろう…と思うのですが、映画としてはどうなんだろう。原作を知らないワタシとしては、不思議は不思議のままでも良かったのではと思ってしまいました。



星04


※カッパの勝手な採点は…、
これは、きっと映画的文学なのだ?
七点半




カッパのみなソン
Selection vol.1077



守るために、闘う!
東京喰種 トーキョーグール 
2017年 日本



東京01

 正体不明の怪人“喰種(グール)”が人間と同じように暮らしている東京。ごく普通の内気な大学生のカネキは、ある日、事故で重傷を負い、事故のとき一緒にいた喰種の少女・リゼの臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始める。あんていくは喰種が集まる店で、そこで出会ったアルバイトの女子高生・トーカも喰種だった…。(後は映画を観て下さい)



東京02

 アニメや舞台、ゲームにもなった石田スイ原作の人気コミックを窪田正孝主演で映画化したダークファンタジーです。喰種(グール)と呼ばれる正体不明の怪物と人間たちの戦いが、喰種となってしまった青年を軸に描かれます。ヒロインの董香を清水富美加、喰種捜査官の真戸を大泉洋が演じるなど、個性豊かなキャストが顔を揃えた異色作です。



東京04


たわごと03
日本的な、特撮アクション?
 冒頭の数分のナレーションで「喰種」がいる東京の世界へ連れ込み、我らの蒼井優ちゃんが、気味悪い喰種に変貌。そして出家した清水富美加ちゃんも喰種?原作を全く知らないワタシなので、優ちゃん内蔵を何故に移植されたかも、喰種的ローカルルールも知らないままグイグイと喰種の世界に引き込まれていく。凄く荒削りと言うか、低予算で仕方ないのか?映画というよりTV的な手作り特撮。まぁ、それが日本的だとも言えるような気もしないでもないのですが、そうそう、平成仮面ライダーの特撮の様な感じ…?ワタシ的には、決して嫌いではないテイストなのですが、果たしてこれで、いたずらにお金を費やしたハリウッド特撮と張り合えるモノなのでしょうかね?



東京03


※カッパの勝手な採点は…、
正義の法則は、難しいですね…?
カッパ採点7点



2018.01.13 DEVILMAN crybaby
ドラマのツボ
 part.98



永井豪の名作「デビルマン」が…
DEVILMAN crybaby 
2018年 Netflix



デビル01

 不動明は、親友に地球の先住人類である悪魔のデーモンが、眠りから復活して、人間たちから地球を奪い返そうとしている事を告げられます…。またその親友である飛鳥了の父親は、デーモンと合体しようとして心を支配されそうになり、自殺してしまう。彼は、そんなデーモンの力を取り入れて人類を救おうと話を持ちかけます。”正義”の気持ちが勝てば、心を支配されることはないと言われ、不動明は見事にデーモンとの合体を成功させ、デビルマンとなります。そして、デーモンたちに襲われながら敵に立ち向かって行く事に…。(後はドラマを観て下さい)



デビル00

永井豪画業50周年を記念 
 永井豪画業50周年を記念し、同氏の代表作である『デビルマン』がアニメーション作品「DEVILMAN crybaby」として蘇りました。かつて幾度も映像化されるも、原作の結末までを表現できた作品はなかった。“不朽の名作”にして“完全映像化は不可能”と呼ばれたデビルマンの全てが今作で描かれます。監督は「ピンポンTHEANIMATION」「マインドゲーム」など多くのハイクオリティな作品を手掛け、世界で評価されるクリエイター、湯浅政明。さらに脚本は大河内一楼、音楽を牛尾憲輔が担当。日本を代表するクリエイターが一同に介し、世界的な原作漫画のアニメ化に挑みます。



デビル03


たわごと03
今日もどこかで、デビルマン。
 ワタクシ事ですが、年末頃からリビングのテレビが調子悪く、思い切って新型ブラビアを購入。普段ワタシは、マイシアターでのお一人様鑑賞(主に映画)で、リビングテレビは、主に奥様専用機(主にドラマ)。ただ、最新型で、うれしい初4K、そして、驚きはソニーのキャンペーン!なんと「Netflix」が6カ月無料で鑑賞できるうれしい特典。それぁ、もちろん観させて頂きました。巷で話題のNetflixオリジナルアニメ「DEVILMANcrybaby」。もちろん原作は我らの永井豪先生。漫画は少年マガジンでの連載。そして大ヒットしたテレビアニメ「デビルマン」は当時としは珍しい少し深い時間(確か20時30分〜)でのオンエアー。漫画もアニメも大好きでした。そして今回のこの作品は、テレビアニメではなく、原作をモチーフとして、新たに創作された意欲作です。監督は、今注目の湯浅政明、原作の永井豪の世界観とは全く異なる描写なのですが、ストーリーそのものは、永井豪の魂を受け継いだ真のデビルマン。あの頃夢中になって読んだ原作を彼の独自の感性で、見事に今風にアレンジされてます。最初は少し抵抗ある世界観ですが、観ているうちにグイグイと引き込まれて行きます。もちろんお子様はNGの描写が連発し、Netflixだから出来る企画なんだと…、ソニーのお客様キャンペーンに感謝しました。余談ですが、17日からは最新作「GODZILLA怪獣惑星」世界190カ国一斉配信されるそうです!!



デビル02


※カッパの勝手な採点は…、
主人公は、飛鳥了?
カッパ採点7点





カッパのみなソン
Selection vol.1076



僕に勇気をくれたのは、得体の知れないヤマモトでした。
ちょっと今から仕事やめてくる 
2017年 日本



仕事01

 厳しいノルマを課せられ、入社1年目の青山隆は精神的に追い詰められていた。疲労から駅のホームで意識を失い倒れかかったところに、電車がやってくる。はねられそうになった彼を助けたのは、ヤマモトという謎の男だった。ヤマモトは隆と幼馴染だというが、隆には全く覚えがない。大阪弁でいつも爽やかな笑顔を見せるヤマモトと出会ってから、本来の明るさを取り戻し成績も上げていく隆。ある日、深刻な表情で墓地行きのバスに乗るヤマモトを見かけ不審に思い彼について調べたところ、ヤマモトは3年前に自殺していたことが…。(後は映画を観て下さい)



仕事02

 第21回電撃小説大賞に輝いた北川恵海の人気小説を映画化した人間ドラマです。幼なじみだと名乗る男との出会いを機に本来の自分を取り戻していく主人公が体験する不思議な出来事がつづられます。主人公の隆を工藤阿須加、謎の存在であるヤマモトを福士蒼汰が演じる。監督は、「八日目の蝉」の成島出。



仕事03


たわごと03
それぁ、そうですよね…、成島監督ですから!
 かなりの回数で劇場予告を観てました、あぁ、成るほど、昨今ネタのいつもの邦画でしょ、と思ってました。いやいや、それぁ、そうですよね、成島出監督作品なんですから、よくあるファンタジーではなく、現実としっかり向き合った骨太な日本映画として仕上がってました!しかし、しかし、この会社、決して他人事ではない業種…、広告代理店それとも広告プロダクション?どちらにしてもワタシが歩んできて、今も進行中の仕事。あぁ、やっぱり限りなくブラックなんだと複雑なキモチ…。(苦笑) まぁ、それはそれとして、この映画は「仕事をやめる」と「どう生きるか」を全く異なるふたりの若者をクロスしながら見事に描いてます。仕事、友情、家族、命…、彼らの少し青臭い台詞が妙に心に染み渡ります。



仕事04


※カッパの勝手な採点は…、
工藤阿須加、なかなか良いタマ投げますね!
カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1075



光か、闇か…
スター・ウォーズ 最後のジェダイ 
2017年 アメリカ



最後00

 伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーをついに探し出し、ライトセーバーを差し出したレイは、驚くべき真実を知ることになる。なぜ、ハン・ソロとレジスタンスを率いるレイアの息子カイロ・レンが、ダース・ベイダーを受け継ごうとするのか?そして、レイアやストームトルーパーの脱走兵フィン、パイロットのポー、ドロイドのBB-8らレジスタンスたちの新たなるミッションは…。(後は映画を観て下さい)



最後01

 エピソード6「ジェダイの帰還」の30年後の世界を描いた、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の続編です。最後のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを巡り、帝国軍の残党、ファースト・オーダーと、彼らに立ち向かうレジスタンスたちとの戦いが、エキサイティングに繰り広げられます。監督は、「LOOPER ルーパー」のライアン・ジョンソン。



最後02


たわごと03
すべて間違っている…、のかなぁ?
 スターウォーズを愛するファンの方には、申し訳ないへなちょこファンのワタシですが、世界が注目するシリーズ最新作観てきました!それも正月早々、元日の真っ昼間。メイン字幕版ではなく、敢えてストーリーがよく理解できる吹き替え版を鑑賞させて頂きました。う〜ん、どうなんだ、これ…?おぉ〜、えっ?が交差する荒々しい構成。モチーフは、ワタシの大好きな「帝国の逆襲」なのでしょうが、余りにもサプライズが多すぎで、観ててワクワク感以上のドキドキ感がある。そして今回、抜擢された監督は、「LOOPERルーパー」のライアン・ジョンソン監督。なるほど、ひと癖ある彼らしい演出…。ただこれって隣で観てた、お爺ちゃんとお孫さん…、失礼ですが、楽しめたのでしょうか?決してスカット爽やかではなく、単純に「光と闇」「正義と悪」ではない、世界的SF娯楽大作。様々なことを差し引きして、ワタシ的には、キライで無いこの最新作なのですが、きっと賛否両論なんでしょうね!?



最後03



※カッパの勝手な採点は…、
大いなる負け戦ですね!
8点




2017.12.31 ダンケルク
カッパのみなソン
Selection vol.1074



残り時間、わずか。
ダンケルク 
2017年 イギリス・アメリカ・フランス



ダンケルク01

 1940年、フランス北端の港町ダンケルク。ドイツ軍に追い詰められた英仏連合軍40万の兵士たちは絶体絶命の状況を迎えていた。若き英国兵トミーが街中を必死で逃げ回り、ようやく辿り着いた海岸には、おびただしい数の兵士たちが救助の船を待っていた。しかし彼らに残された時間は限られていた。そこでドーバー海峡を挟んだ対岸のイギリスでは、民間の船までをも総動員した救出作戦が決行される。民間船の船長ミスター・ドーソンもそれに呼応し、息子とともに危険を顧みず同胞が待つダンケルクへ向け船を走らせる…。(後は映画を観て下さい)



ダンケルク02

絶体絶命の地“ダンケルク”に追い詰められた若者たち。
 第二次世界大戦の西部戦線では、英仏連合軍の兵士40万人がドイツ軍の猛攻の前にフランス北端のダンケルクに追い詰められてしまう。これに対しイギリスが決行した救出作戦にはヨットや漁船など多くの民間船も参加し、結果的として兵士の犠牲を最小限に抑えることに成功した。この史上最大の撤退作戦と呼ばれる史実を、「ダークナイト」「インターステラー」のクリストファー・ノーラン監督が、圧倒的臨場感で描き出した緊迫の戦争アクションドラマです。出演はフィオン・ホワイトヘッド、ハリー・スタイルズ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランス、トム・ハーディ。



ダンケルク05



ちょつと01
IMAX70mmフィルムで撮影・上映!
 まずは、このコーナーから書かせて頂きます。IMAX70mmフィルムは、ノーラン監督の「ダークナイト」シリーズや「インターステラー」の他にも、「スター・トレック イントゥ・ダークネス」、「ハンガーゲーム2」、「スターウォーズ/フォースの覚醒」等々で部分的に使用されてきました。しかし、その多くはデジタルでの上映がメインでしたが、この「ダンケルク」は、全編をIMAX70mmフィルムで撮影し、その画面サイズ・解像度のまま上映された数少ない映画です。もちろんIMAX70mmフィルムとは、現在のデジタルに勝る唯一の解像度を誇るフィルムフォーマットなので、画面の面積が圧倒的に大きく、画像も鮮明になります。ただ、殆どの映画館では、映像の約40%カットされた上映となってたのでしょう?勿論、我が町のシネコンでも同様で、本物を見るなら「IMAX次世代レーザー」を完備した「109シネマズ大阪エキスポシティ」(かなり遠い…)で観るべき作品なんでしょうね。もちろん我がマイシアター(2K)でも、悲しいかな物足りない画質…、画面サイズも、ビスタとスコープに切り替わり少々不満…?最新の4Kシステムが、無性に欲しくなってしまう危険な作品とも言えますね!!



ダンケルク03



たわごと03
クリストファー・ノーランが、描く初めて戦争。
 第二次世界大戦における史上最大の撤退作戦として知られる「ダンケルクの戦い」、通称「ダイナモ作戦」…。なのですがスミマセン勉強不足で…、何となく大規模な救出作戦程度の知識?恥ずかしながらよく知りませんでした(スミマセン)。1940年5月26日から6月4日。フランスのダンケルクに追いつめられて、包囲されたイギリス、フランス兵、40万人は敵から身を隠すにはあまりに人数が多すぎるし、海岸だから逃げようがない…。ただただ防戦のみで、たまに数機の空軍機がドイツ機を撃ち落とす程度…。この激しい状況をノーラン監督は、彼らしい技法で見事に描きます。防波堤を1週間、海を一日、空を1時間。1週間と1日と1時間は同時進行で、防波堤の1週間に重なり合う?どのように表現したの良いのかよく分からないのですが、時間軸を匠にゆがめ、重ねた不思議な感覚。会話も少ないし、絶対的な主役も存在しない。もちろん実話なので正義のヒーローも存在しない。圧倒的なリアルな映像といたたまれない爆音がココロに突き刺さり、戦争の悲惨さを叩きつけられました!


ダンケルク04


※カッパの勝手な採点は…、
ノーラン監督のギャラは、2億ドルと興行収入20%!
カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1073



世界一の臆病者が、英雄になった理由とは…
ハクソー・リッジ
2017年 アメリカ



ハクソー01

 アメリカの田舎町で育ったデズモンド・ドスは、看護師のドロシー・シュッテと恋に落ちるも、激化する第2次世界大戦に心を痛め、衛生兵になるべく陸軍に志願する。しかし基地での訓練で銃に触れることを拒絶し、上官や他の兵士たちから執拗ないやがらせを受けるようになる。それでも決して信念を曲げないデズモンド。とうとう軍法会議にかけられてしまうが、ついには彼の主張が認められ、晴れて衛生兵として戦場に立つことを許可される。こうして日本軍との激戦の地、沖縄の前田高地、通称ハクソー・リッジ(のこぎり崖)へと赴くデズモンドだったが…。(後は映画を観て下さい)



ハクソー02

 「ブレイブハート」「アポカリプト」のメル・ギブソン監督が、激烈を極めた沖縄戦の知られざる実話を映画化した衝撃の戦争ドラマです。武器を持つことを拒否しながらも、地獄の戦場で75人もの命を救い、終戦後、良心的兵役拒否者としてはアメリカ史上初めての名誉勲章を授与された実在の衛生兵デズモンド・ドスの不屈の人生を臨場感あふれる迫力の戦闘シーンとともに描き出します。主演は「沈黙 -サイレンス-」のアンドリュー・ガーフィールド、共演にサム・ワーシントン、ヴィンス・ヴォーン、テリーサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング。



ハクソー03


たわごと03
分かってても、心が痛い。
 少々変わったこのタイトル? 「ハクソー・リッジ」とは、沖縄戦において、浦添城址の南東にある「前田高地」と呼ばれた日本軍陣地で、北側が急峻な崖地となっており、日米両軍の激戦地となったことから、米軍がこの崖につけた呼称(Hacksaw=弓鋸)だそうです。そう沖縄線戦をアメリカ目線…、いやいやメル・ギブソン目線で描いた力作です。主役のデズモンド・ドスは、頑なな信仰心で、銃にさえも触れない、そして自ら志願した衛生兵として、過酷な戦場へと行く…。(もちろん実話なんです。) そして、この戦いで多くの人命を救ったことから、「良心的兵役拒否者」として初めて名誉勲章が与えられた人物だそうです。なんせ、中半から後半にかけての戦闘シーンも凄い、凄すぎ…?思わず目を瞑る程のリアルさ、そして哀しいかな、戦う相手は、もちろん日本人。「天皇陛下万歳!」と叫びながら息絶える日本兵、そして1人でも多くの兵士を助けようと戦場を駆け巡るか細い衛生兵…。さすがは、信念の人メル・ギブソンです、正義とは何か、生きるとは何か、信念とは…等々を圧倒的な映像でぶつけてくれます!!



ハクソー04


※カッパの勝手な採点は…、
アンドリュー・ガーフィールドに天晴れ!
七点半



2017.12.17 海底47m
カッパのみなソン
Selection vol.1073



ようこそ、死のスキューバダイビングへ。
海底47m
2017年 アメリカ



海底01

 メキシコへとバカンスにやって来た姉妹のリサとケイト。地元の若者たちと意気投合した2人は、彼らから“シャークケージ・ダイビング”という檻の中から野生のサメを間近で鑑賞するアクティビティに誘われる。臆病なリサも好奇心旺盛なケイトに押し切られ、2人で挑戦することに。翌日、さっそく2人は檻とともに水深5mに沈められ、大迫力のサメを堪能する。ところがその時、檻を支えていたワイヤーが突然切れ、2人は檻もろとも深さ47mの海底へ落下してしまう…。(後は映画を観てください)



海底02

 巨大な人喰いサメが泳ぎ回る海で、ケージに閉じ込められたまま水深47mの海底まで落下した姉妹が、サメの恐怖に加えて潜水病や酸素欠乏の危機という絶体絶命の極限状況の中で繰り広げる決死の脱出劇の行方をスリリングに描くパニック・スリラーです。主演は、TV「オリジナルズ」のクレア・ホルトと「ウォーク・トゥ・リメンバー」のマンディ・ムーア。監督は「ストレージ24」のヨハネス・ロバーツ。



海底04


たわごと03
怖い、恐い、強い…!
 海底47mへの落下…、閉じ込められたオンボロなゲージ、もちろん深海の定番のサメ、そして潜水病と酸素欠乏。こわいキーワードがてんこ盛りのこの作品。ほとんどが深海での蒼くどよんだ「闇」のシーン。次はこうなるのだろう…、と分かってはいるのだけれど、映画的に分かりきった、よくあるシーンにも結構、手に汗を握ってします。少々間延び感はあるのだけど、それはそれで良くできた作品だとは思います。ただ、どうなんだろう、この結末…。ワタシ的には、白黒つけた方が良かったと思いますげど!?



海底03



※カッパの勝手な採点は…、
海外でのアクティビティには、ご用心!
カッパ採点7点