カッパのみなソン
Selection vol.1002



人はひとを殺したことを忘れられるのか?
ガール・オン・ザ・トレイン
2016年 アメリカ



ガール01

 愛する夫トムと離婚し、友人の家に居候しているレイチェル。未だに心の傷は癒えず、アルコールが手放せない彼女は、通勤電車から見える一軒の家に住む“理想の夫婦”の姿に慰めを見出していた。その家の近くには、かつて彼女がトムと暮らしていた家もあった。今はそこにトムは新たな妻アナと生まれたばかりの娘と住んでいた。そんなある日、いつものように車窓から“理想の夫婦”を眺めようとしたレイチェルは、思いがけず妻の不倫現場を目撃してしまう。激しいショックで混乱するレイチェルは、思わずその家へと向かう。ところが、途中から記憶を失い、気づいたときには自分の部屋で血を流して倒れていた。その後、彼女が理想の妻と思っていた女性メガンが行方不明になったことを知るレイチェルだったが…。(後は映画を観てください)



ガール02

 ポーラ・ホーキンズの同名ベストセラーを「オール・ユー・ニード・イズ・キル」「ボーダーライン」のエミリー・ブラント主演で映画化したミステリー・サスペンス。離婚の悲しみから立ち直れずにいるアルコール依存症のヒロインが、通勤電車から眺めていた“理想の夫婦”を襲った衝撃の事件に次第に巻き込まれていくさまをミステリアスに描く。共演はヘイリー・ベネット、レベッカ・ファーガソン、ジャスティン・セロー、ルーク・エヴァンス。監督は「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」「ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~」のテイト・テイラー。



ガール03


たわごと03
サスペンスの面白さがテンコ盛り。 
 あの後味の悪かったサスペンスの名作「ゴーンガール」の再来と言われるこの作品。ラスト展開に激震が?全米では1位を取るなどしてヒットしましたが、日本ではあまり話題にもなりませんでしたね。TSUTAYさんでも新作なのに1週間レンタル作品。そんなこんなで、ワタシも二日間かけてゆっくり、しっかりと観させて頂きました。エミリー・ブラントが演じるレイチェルは、毎日乗車する電車の窓から、かつて自分が夫と2人で暮らした家を見る…。そこには元夫と現在の妻と子供が暮らす、彼女にとっては残酷な風景。でもその風景が、思いも寄らぬ、隣人たちの憎悪となる…。サスペンスの面白さがいっぱい詰まった秀作です。



ガール04


※カッパの勝手な採点は…、
さて、犯人は誰でしょう !?

七点半




スポンサーサイト
カッパのみなソン
Selection vol.1001



お前が、疫病神なんじゃー!
破門 ふたりのヤクビョーガミ
2017年 日本



破門01

 建設コンサルタントをしている二宮の主な仕事は、“サバキ”と呼ばれる建設現場での暴力団対策。その仕事が縁で二蝶会のやくざ桑原保彦と知り合い、しばしばトラブルに巻き込まれるハメに。そんなある日、映画プロデューサーの小清水から映画製作の出資話を持ちかけられた二宮は、それを二蝶会の若頭、嶋田に紹介する。二宮の亡き父は嶋田の兄貴分で、二宮は子どもの頃から嶋田に目をかけてもらっていた。無事に出資話はまとまったかに思われたが、小清水は愛人とともにその金を持ち逃げしてしまう。すぐさま二宮とともに小清水の行方を追う桑原だったが…。(後は映画を観てください)



破門02

 黒川博行の人気『疫病神』シリーズの第5作にして直木賞受賞作「破門」を佐々木蔵之介と横山裕の主演で映画化したアクション・コメディ。イケイケやくざとヘタレな建設コンサルタントの凸凹コンビが、ダマし取られた金を取り戻すべく、失踪した映画プロデューサーを追って繰り広げる大追跡の行方を大阪弁による主人公たちの軽妙なやり取りとともにコミカルに綴ります。共演は北川景子、國村隼、橋爪功。監督は「毎日かあさん」「マエストロ!」の小林聖太郎。



破門03


たわごと03
おかしなふたり? 
 このふたりの微妙な関係…、そうなんとなく大林監督の「おかしなふたり」をふと思い出しました。もちろん舞台は、尾道ではなく大阪、そしてなぜか今、何かと話題の今治も後半の舞台。この映画の原作「破門」は、「疫病神」シリーズの第5作で、黒川博行の直木賞受賞作品だそうです。恥ずかしながら、原作を読んでないワタシとしては、蔵之介演じる二蝶会の桑原保彦と横山君が演じる二宮啓之が知り合ったきっかけなどは不明?結構思い切った割愛…。それでもふたりの何気ない会話の中で、ふたりの「大好き」と「大嫌い」の良い関係が、良い感じで伝わってきます。ヤクザの紛争の結末とかじゃなく、顔が怖いヤクザとバカヤローのヘタレのチョツトハードで不器用な友情の物語なのです。



破門04


※カッパの勝手な採点は…、
蔵之介の顔が、確かに怖い!

カッパ採点7点




カッパのみなソン
Selection vol.1000



劇場版アニメ、第12弾
名探偵コナン 戦慄の楽譜 フルスコア
2008年日本



コナン01

 高名な元ピアニスト堂本一輝の門下生たちが殺害される事件が発生する。そんな中、堂本音楽ホールのこけら落としコンサートに招かれるコナンたち一行。しかし、今度はコンサートの主役であるソプラノ歌手・秋庭怜子の命が狙われる。その時は、コナンのおかげで間一髪、彼女は一命を取り留める。そして迎えた本番当日、入場直前にコナンは何者かに襲われ意識を失ってしまう。そのことに気づかず、会場へと向かう蘭たち。そして、そのままコンサートは幕を開けるのだったが…。(後は映画を観てください)



コナン02

 青山剛昌の同名人気コミックの劇場版アニメ第12弾。今回はコナンが苦手な“音楽”をテーマに、コンサート会場に詰めかけた観客の命が危険にさらされる中、コナンがクラシック音楽に仕組まれた謎に挑みます。



コナン03

たわごと03
イッパイアッテナ…? 
 WOWOW史上最大の「名探偵コナン」SP全20作+「ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE」やってました。さすがにすべてを鑑賞することもできず、かといってそれほどコナンが好きではないワタシとしては、取り敢えずタイトルで面白そうな作品をピックアップして鑑賞させて頂きました。この作品は、コナンシリーズでは珍しく音楽がテーマ。もしかして、あのヒッチコックの名作「知りすぎていた男」がモチーフ?と勝手なに妄想を膨らませての鑑賞でしたが、まぁ、失礼ながらこんなものでしょうね。アニメだからできる少し強引すぎるトリックと脚本。奇想天外な謎解きも、残念ながらリアリティーに欠けてしまっている。しかし、それにしてもこのシリーズの興行収入は凄いです。現在上映中の「から紅の恋歌(ラブレター)」は、累計興収は61億円を突破したそうです。こんなに儲かる超人気シリーズなのですから、とんでもい名作が生まれることを期待してます!!



コナン05


※カッパの勝手な採点は…、
日本を代表する儲かるアニメの代表作!

六半





カッパのみなソン
Selection vol.999



あの事件から10年…。
デスノート Light up the NEW world  
2016年日本



デス01

 キラとLという2人の天才の対決から10年。警視庁には、夜神総一郎が立ち上げた「デスノート対策本部」が今も存続していた。すでに亡くなった総一郎に代わり、キラ事件に精通する“デスノートオタク”の三島が特別チームを率いてノートの謎を追い続けていた。やがて本部にLの後継者である世界的名探偵・竜崎が加わり、地上に6冊のデスノートがバラまかれたことが判明する。6冊すべてを回収してデスノートを封印しようとする三島。そんな彼の前に、キラを“神”と崇め、その復活を目論むサイバーテロリスト・紫苑がたちはだかる…。(後は映画を観てください)



デス04

 大場つぐみと小畑健による大人気マンガを実写映画化した2006年の大ヒットサスペンス2部作の続編です。前回の“キラ”と“L”の対決から10年後を舞台に、死神により地上にもたらされた6冊のデスノートを巡って繰り広げられる、キラとLそれぞれの後を継ぐ新たな天才たちによる壮絶な争奪戦の行方を描きます。主演は東出昌大、池松壮亮、菅田将暉、共演に中村獅童、戸田恵梨香、船越英一郎。監督は「GANTZ」「図書館戦争」シリーズ、「アイアムアヒーロー」の佐藤信介。



デス03


たわごと03
これで、すべてを終わらせる…? 
 ワタシ思うに、この手の切り口映画は、ルールがシンプルでないと面白くないと…?今回の「Light up the NEW world」では、なぜかノートが6冊で、新たに作り出される死のルールも登場。それってある意味、映画としてのご都合ルール。物語を組み立てるに都合のいいルールと世界観を無理やり作り出している、最初の斬新な切り口とは裏腹に、物語が進む程に絵空事の世界が薄っぺらくなっていく気がします。デスノートファンの方には、申し訳ないのですが、何でもアリの世界を強引に押し付けられたような違和感を感じてしまいました。(ゴメンなさい)



デス02




※カッパの勝手な採点は…、
確か初期作は、金子修介監督。

六半





カッパのみなソン
Selection vol.998



それは、いちど聴いたらクセになる“しあわせ”。
マダム・フローレンス! 夢見るふたり  
2016年イギリス



マダム01

 1944年ニューヨーク。社交界の大物マダム・フローレンスは、持病を抱えながらも音楽を愛し莫大な遺産を音楽家のために惜しみなく使ってきた。そんな彼女がある時、ソプラノ歌手になるというかつての夢を再び取り戻、レッスンを再開することに。ところが彼女は自分では気づいていないが、歌唱力に致命的な欠陥を抱えていた。それでも愛する妻から夢を奪いたくないと、夫のシンクレアはすぐにレッスンの手配を進める。しかし伴奏者として雇われたピアニストのコズメは、フローレンスの歌声に呆然としてしまう…。(後は映画を観てください)



マダム02

 “音痴の歌姫”として知られるフローレンス・フォスター・ジェンキンスの驚きと感動の人生をメリル・ストリープ主演で映画化した音楽伝記ドラマです。筋金入りの音痴でありながら、ヒロインの音楽に対する純粋な気持ちがいつしか人々の心を捉えていくさまと、そんな彼女の夢のために奔走する夫の深い愛をユーモラスなタッチで綴ります。共演はヒュー・グラント、レベッカ・ファーガソン。監督は「クィーン」「あなたを抱きしめる日まで」のスティーヴン・フリアーズ。



マダム04


たわごと03
上手いだけが、歌(人生)じゃない! 
 フローレンス・フォスター・ジェンキンス(1868~1944)は実在の大富豪でニューヨークの社交界に話題を提供し続けた人物だそうてせす。そんな彼女は夫シンクレアの熱い愛に支えられ、音楽界に多大な協力を…。一方で音痴でありながら歌手になる夢を捨てなかった人物。そして76歳にして彼女の開いたカーネギーホールでの舞台、決して×××なのに誰もが喝采を送る。そう、彼女は、ある意味アメリカの最初の「アイドル」なのです。彼女の姿や歌声を通じて音楽への愛を感じ、彼女の生き方に誰もが喝采を送る。爽やかに熱い、心温まる作品です。



マダム03


※カッパの勝手な採点は…、
さすがですね、メリル・ストリープ。

七点半






カッパのみなソン
Selection vol.997



すべての国民が、この男に狂わされる。
22年目の告白 私が殺人犯です  
2017年日本



22年02

 1995年。東京で5人の命が奪われる連続殺人事件が発生…。担当刑事・牧村の必死の捜査もむなしく、ついに事件は時効を迎えてしまう。すると突然、曾根崎雅人という男が自分が殺人犯だと名乗り出て、告白本の出版を大々的に発表する。メディアは曾根崎の大胆不敵な一挙手一投足を追い続け瞬く間に本はベストセラーとなり、日本中に賛否渦巻くセンセーションを巻き起こす。遺族がそんな曾根崎に対して憎悪を剥き出しにする中、事件を追い続けてきたジャーナリストの仙堂が曾根崎を自身の番組に出演させるのだったが…。(後は映画を観てください)



22年01

「殺人の告白」をリメイク。
 2012年の韓国映画、「殺人の告白」を「SRサイタマノラッパー」「ジョーカー・ゲーム」の入江悠監督、「MONSTERZモンスターズ」「僕だけがいない街」等々の藤原竜也主演でリメイクしたサスペンス・ミステリーです。未解決のまま時効を迎えた連続殺人事件を巡り、犯人が突如名乗り出て告白本を発表したことから、被害者遺族や担当刑事、マスコミを巻き込んで新たな一大事件へと発展していくさまをスリリングに描く。共演は伊藤英明、仲村トオル。



22年03


たわごと03
それ以上に、面白い。 
 オリジナルとなる韓国映画、「殺人の告白」 が、非常に面白かっただけに、少々ワタシ的には不安でしたが…、いやいやスミマセン、ゴメンなさい、ストレートに面白いです!オリジナルの良いところも残しつつも、日本映画(日本的)にアレンジし、それ以上に洗練された秀作です。オリジナルを知ってるワタシですが、終盤にかけては、かなり大きな設定変更もあり、ある程度結末を知ってても十分に堪能できます。いゃ、むしろオリジナルを知ってる方が面白いかも知れません。最初から最後まで、息を飲む緊迫感、そして思いもしなかった真実が次々…。あぁ、やっぱり映画を観てください。事件の真相がわかる時、きっとあなたは…?



22年04


※カッパの勝手な採点は…、
番宣(予告)は、上手にウソをついている!

8点




カッパのみなソン
Selection vol.996



余命6ヵ月、最愛の人に贈る“やさしい嘘”とは?
ボクの妻と結婚してください。  
2016年日本



僕01

 人気バラエティ番組の放送作家として活躍する三村修治はある日突然、すい臓がんで余命半年と宣告されてしまう。途方に暮れる修治だったが、何よりも気がかりなのは、遺される最愛の妻・彩子と一人息子の陽一郎のこと…。そこで修治は、人生最後の“企画”として、妻の結婚相手を見つけようと決意する。そして、知り合いの結婚相談所社長・知多かおりの協力を得て、ついに理想の相手、伊東正蔵に巡りあうが…。(後は映画を観てください)

僕02

 TVドラマ化もされた売れっ子放送作家・樋口卓治の同名ベストセラー小説を織田裕二主演で映画化した感涙ラブストーリーです。余命宣告を受けた敏腕放送作家が、最愛の家族のために、妻の結婚相手を探す人生最後の“企画”に奔走する姿を描きます。共演は吉田羊、原田泰造。監督は、「阪急電車片道15分の奇跡」「レインツリーの国」等々の三宅喜重。



僕03


たわごと03
「悲しい」を「感動」に変換する…。 
 突然、すい臓がんで余命半年と宣告されてしまう…。よくある難病をテーマとした泣ける作品なのですが、さすがは売れっ子の放送作家・樋口卓治氏、見事に「悲しい」を「感動」に変換しちゃいましたね。人が命を落とす映画なのに最後には心が温まる、何て心地よい映画なんでしょう。死を宣告されても、これ程までに妻を愛し、家族を大切に思う、夫・織田裕二が凄い、少々わざとらしい演技が、何故かリアル。そしてそれに応える、奥様・吉田羊はさすがです。彼女らしい自然体の演技で、すごく良くできた素敵な奥さんを魅せてくれます。がぁ、一番素晴らしいのは、お見合い相手の原田泰造。役者としての素質は以前から注目してましたが、ここまでやると、もうタレントではなく、俳優の域。映画としては、少々作りすぎのような気もしますが、意外と奥の深い作品です。



僕04


※カッパの勝手な採点は…、
それから、二人はどうなったのだろうか?

カッパ採点7点




2017.06.09 真白の恋
カッパのみなソン
Selection vol.995



恋をした真白は、“普通”の女の子でした。
真白の恋  2016年日本



真っ白01

 家族と共に富山に暮らす渋谷真白。軽度の知的障がいはあるものの日常生活に支障はなく、優しい家族に見守られ元気に日々を送っていた。そんなある日、東京からやって来たフリーカメラマンの油井景一に出会い、初めての恋に落ちる。真白のことを思うあまり、彼女に傷ついてほしくないと、その恋を手放しでは応援できない家族だったが…。(後は映画を観て下さい)



真っ白02

 美しい景観を誇る富山県射水市の港町を舞台に、軽度の知的障がいのある少女の初恋を描いたドラマです。知的障がい者の実弟を持つ脚本家・北川亜矢子のオリジナル脚本を地元・富山県出身で、これが本格的な映画監督デビューとなる坂本欣弘が映画化しました。主演は佐藤みゆき、共演に岩井堂聖子、福地祐介、長谷川初範。



真っ白06


たわごと03
ファインダー越しの恋。
 何て幸せなんだろう、こんなにも素晴らしい作品をオンタイムで観えた事…。そうなんです、新湊・内川地区など富山県内でオールロケこの富山「愛」に溢れた、古里映画「真白の恋」。なぜかイオンシネマ徳島で上映されてました。もちろん興行的には難しい作品、でも、でも、凄く良いんです、ワタシ的には今年度ナンバーワン邦画。風情溢れる港町・内川で、家族と共に暮らす渋谷真白は、子供の頃から軽度の知的障がいのある…、そして彼女が恋したのは、東京から来た一人の疲れたカメラマン…。今どきの邦画としては珍しく、激しいラブシーンもなく、キスどころ手を握る事もない、えっ今時こんな恋愛映画が成り立つのかと言いたくなりますが、それが凄く新鮮なんです。



真っ白05

何を持って、障がい者と言うのだろう?
 渋谷真白に恋した、東京から来たカメラマンが言います、「彼女の何を持って障がい者だというのか、社会に馴染めない事が障害なら、僕の方が…。」そうなんです、真白は、名前のとおり、真っ白な心の持ち主、その眩しすぎる純粋さが彼女を人とは違う存在としてしまう。そんな彼女を彼は、フィンダーを通す事で、美しい風景(自然)の一部として愛したのでしょう。真っ白で美しい真白の心が富山の雪景色と重なり合って美しく、限りなく切ない。そして様々な出来事があって、この恋が実らないと気付いたとき、真白が言う、「どうすれば普通になれるの?」、この一言が、心に突き刺さりました…。



※カッパの勝手な採点は…、
機会があれは、ぜひ鑑賞して下さいね!

8点半





2017.06.07 新宿スワン II
カッパのみなソン
Selection vol.994



また、戦争がはじまる。
新宿スワン II  2017年日本



スワン01

 歌舞伎町で2つのスカウト会社、バーストとハーレムが激しい抗争を繰り広げ、南秀吉が命を落として1年後。ある日、バーストのスカウトマン、白鳥龍彦にマユミという女が近づいてくる。さっそく龍彦は闇金に追われているという彼女に、涼子ママの店“ムーランルージュ”を紹介してあげるのだった。そんな中、バーストではハーレムを吸収したことでスカウトマンが倍増し社内でのモメ事が多発していた。シマ拡大の必要に迫られた社長の山城は、滝マサキ率いる武闘派スカウト会社ウィザードが仕切る横浜への進出を決断す…。(後は映画を観てください)



スワン02

 新宿歌舞伎町を舞台に、スカウトマンたちの熾烈な抗争を描いた和久井健の同名人気マンガを園子温監督、綾野剛主演で実写映画化したアクションエンタテインメントの続編です。原作でファンに人気の“横浜王国編”をベースに、横浜進出を目論む新宿バーストと迎え撃つ横浜ウィザードの全面戦争の行方を描きます。共演は、前作に引き続いての登場となる伊勢谷友介、豊原功補、吉田鋼太郎らに加え、新たに、浅野忠信、広瀬アリス、椎名桔平らが参加。



スワン03


たわごと03
いつか、ギラギラしない日…。
 確か前作は、もっとギラギラしてましたよね、何なんだろう、ワタシ的には全く縁のない世界なんだけど、なぜか心が痛かった。例え腐った世界(スミマセン)でも、ガムシャラに生きる「性」が、イキイキと描かれていました。そしてこのパート2、ストーリーもそうなんだけど、どうも登場人物の描き方が曖昧で、その危機感が感じられない。山田君の不在が痛手なのか…、それでも浅野忠信、椎名桔平が参戦し決して役者不足だとは言えないのですが、前作のギラギラ感が感じられないのです。決して面白くない訳では無いのですが、スミマセン、やっぱり物足りません?



スワン04


※カッパの勝手な採点は…、
もっと深い、夜の横浜が観たかった…。

六半




2017.06.04 LOGAN/ローガン
カッパのみなソン
Selection vol.993



少女と刻んだ、最後の爪跡。
LOGAN / ローガン 
2017年アメリカ



ローガン01

 すでにミュータントの大半が死滅した2029年。超人的な治癒能力を失いつつあったローガンももはや不死身の存在ではなく、長年酷使してきた肉体の衰えは火を見るよりも明らかだった。彼はリムジンの運転手で日銭を稼ぎ、メキシコ国境近くの寂れた荒野で年老いたチャールズ・エグゼビアの面倒を見ながらひっそりと暮らしていた。ある日、ガブリエラという女性が現われ、謎の少女ローラをノースダコタまで送り届けてほしいと依頼する。そんなローラを追って冷酷非情な男ピアースが武装集団を率いて迫り来る。ローガンは渋々ながらもローラ、チャールズとともに、過酷なアメリカ大陸縦断の旅に出るのだった…。(後は映画を観てください)



ローガン02

 「X-MEN」シリーズの中でヒュー・ジャックマンが17年にわたって演じてきた人気キャラクター“ウルヴァリン”の最後の戦いを描くヒーローアクションです。治癒能力を失い、老いから逃れられなくなったウルヴァリンことローガンが、絶滅寸前のミュータント唯一の希望となる少女を守るために繰り広げる壮絶な死闘の行方を迫力のアクションとエモーショナルな人間ドラマで描き出します。共演はパトリック・スチュワート、ダフネ・キーン。監督は「ウルヴァリンSAMURAI」に引き続き、「ニューヨークの恋人」「3時10分、決断のとき」のジェームズ・マンゴールド。



ローガン04


たわごと03
これが、最後の爪跡…。
 体感型シアターシステム[MX4D]で、初めて観させて頂きました!動くは、揺れるは、水が飛ぶは、臭うは、等々…、やたらと忙しい仕掛けなのですが、それなりに結構楽しめました!肝心の映画は、ジェームズ・マンゴールド監督が描く、最後のウルヴァリン。ご存知ウルヴァリンは、「X-MEN」シリーズでは圧倒的な存在感、そしてもちろん、ウルヴァリン=ヒュー・ジャックマン。そうですよね17年間も演じたら演じると言うより、生き方が重なり合う感覚…、そう、まさに役者の真髄。そしてこの、「X-MEN」シリーズスピンオフ作品では、ウルヴァリンの最後の戦いを壮絶に描きます。かつてのヒーローの老いた姿…。そして新たに生まれようとする、若いくてまだ未熟なチカラ。死の予感と守ろうとする想い…、生死ギリギリのところで行われる、ふたりの死闘は、痛々しく、激しく凄まじいです。ワタシ的には、これまでのウルヴァリンシリーズの中でも最高傑作だと思います。



ローガン05


※カッパの勝手な採点は…、
ミュータントにも、介護付有料老人ホームが必要?

七点半