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カッパのみなソン
Selection vol.1121



魂が震える…。
スリー・ビルボード 
2017年イギリス・アメリカ



スリー01

 アメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。ある日、道路脇に立つ3枚の立て看板に、地元警察への辛辣な抗議メッセージが出現する。それは、娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、7ヵ月もたっても一向に進展しない捜査に業を煮やして掲げたものだった。名指しされた署長のウィロビーは困惑しながらも冷静に理解を得ようとする一方、部下のディクソン巡査はミルドレッドへの怒りを露わにする。さらに署長を敬愛する町の人々も広告に憤慨し、掲載を取り止めるようミルドレッドに忠告するのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



スリー02

 「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンドが娘を殺された母親の怒りと悲しみを体現して絶賛された衝撃のサスペンスドラマです。アメリカの田舎町を舞台に、主人公がいつまでも犯人を捕まえられない警察に怒りの看板広告を掲げたことをきっかけに、町の住人それぞれが抱える怒りや葛藤が剥き出しになっていくさまを、ダークなユーモアを織り交ぜつつ、予測不能のストーリー展開でスリリングに描き出します。共演はウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル。監督は「ヒットマンズ・レクイエム」「セブン・サイコパス」のマーティン・マクドナー。



スリー03


たわごと03
3枚のロードサインで、町がざわめく…
 この作品で二度目のアカデミー主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンド、評判どおり受賞に相応しい圧巻の演技でした。娘をレイプされ焼き殺された母親・ミルドレッド、その犯人に対する強い憎しみと警察の捜査の手ぬるさに対する怒りと後悔の念から、道路沿いに並ぶ3つの屋外広告(ビルボード)に意見広告を掲示する…。その広告が、この小さな町で物議をかもし出しやがては思いもよらぬ方向へと進んでいきます。一見サスペンスドラマなのですが、真犯人捜しがテーマではありません。ここまでやるかの母親・ミルドレッドの戦い?を描きながら警官による黒人への虐待や人種差別、アメリカ社会にはびこる問題をそれとなく描いています。正直、どの登場人物もあまり好きになれず、行き過ぎる暴言と行動は、どうも日本人のワタシには理解し難い気もすします?まぁ、ワタシ的に一番気の毒なのは、ワタシと同じ職の若い広告屋…、意見広告を掲示しただけで、こんなにボコボコにされるなんて、広告屋も命がけですね!!



スリー04



※カッパの勝手な採点は…、
そこまで、やったらダメでしょ!
七点半




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2018.10.17 友罪
カッパのみなソン
Selection vol.1120



心を許した友は、あの少年Aだった。
友 罪 2017年日本



友罪01

 ジャーナリストの夢に破れ、寮のある町工場に流れ着いた青年、益田。彼はそこで同じ日に入った鈴木という男と出会う。最初は他人との関わりを拒んでいた鈴木だったが、次第に2人は友情を育んでいく。一方で鈴木は、元恋人から逃げている元AV女優の美代子とひょんなことから知り合うようになる。そんな中、近くの町で児童殺害事件が起こったのをきっかけに、17年前に日本中を震撼させた凶悪事件について調べ直した益田は、当時14歳で、今はすでに出所している犯人・少年Aの写真を見つけた…。(後は映画を観て下さいね)



友罪02

 薬丸岳の同名小説を生田斗真と瑛太の主演で映画化した群像ヒューマン・サスペンスです。心に深い傷を抱えた元週刊誌記者が、元少年犯の青年との出会いをきっかけに、改めて自らの罪と向き合い葛藤していく姿を描きます。共演に夏帆、山本美月、富田靖子、佐藤浩市。監督は「ヘヴンズ ストーリー」「64ロクヨン」の瀬々敬久。



友罪03


たわごと03
誰もが、持ってる「心の闇」…。
 17年前に世間を恐怖に陥れた子供2人を殺害した猟奇事件。その犯人「少年A」が、町工場で共に働く友人の鈴木。友人となる元雑誌記者の益田は、中学生時代の友人の自殺に深い悔恨を抱えている…。そしてもう1人は、息子が犯した交通事故で小学生の子どもを3人死なせたタクシー運転手の山内…。罪のカタチや深さは異なるけれども、彼らは心に「闇」を持って生きている。「僕が生きようが死のうが誰も悲しまない。僕が死んだら喜ぶ人は沢山いる」と言う鈴木。毎晩、悪夢で魘される益田。ひたすら遺族に謝る山内。この映画で言いたいことは、痛いほどよくわかる。ただ、どうなんだろう、この問題定義…。それにたどり着く答えはあるのだろうか?そして彼らは、これからどう生きたらいいのだろうか??? そんな疑問と自らが持つ細やかな心の闇…、映画を観ながら、心が苦しくなりました…。



友罪04


※カッパの勝手な採点は…、
感動かと共感じゃ語れない。
七点半



カッパのみなソン
Selection vol.1119



さらば新参者。
祈りの幕が下りる時 
2017年日本



祈り01

 ある日、東京都葛飾区小菅のアパートで女性の絞殺死体が発見される。被害者は滋賀県在住の押谷道子で、現場アパートの住人・越川睦夫は行方不明となっていた。松宮脩平ら警視庁捜査一課の刑事たちが捜査を進めるが、道子と越川の接点がなかなか見つけられない。やがて捜査線上に舞台演出家の浅居博美が浮上してくるものの、事件の核心はいまだ掴めぬまま。そんな中、越川の部屋から日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれたカレンダーが発見される。それを知った加賀恭一郎は激しく動揺する…。(後は映画を観て下さいね)



祈り02

 日本橋署に異動してきた新参者の刑事・加賀恭一郎の活躍を描く東野圭吾原作、阿部寛主演の“新参者”シリーズの劇場版第2弾にして“新参者”シリーズとしては完結編となるミステリー・ドラマです。同じ頃に発生した2つの殺人事件の捜査に乗り出した主人公・加賀恭一郎が、事件の真相に迫る中で自らの過去とも向き合っていくさまを、親子の絆を巡る人間ドラマを織り交ぜ描き出します。共演は溝端淳平、田中麗奈、山崎努らレギュラー・キャストのほか、松嶋菜々子、伊藤蘭、キムラ緑子、烏丸せつこ、小日向文世。監督はTV「半沢直樹」「下町ロケット」などの演出を手がけ、映画は「私は貝になりたい」に続いて2作目となる福澤克雄。



祈り05


たわごと03
新参者のたわごとです…。
 TBS系の「日曜劇場/新参者」も、前作の劇場版も観てないワタシは「新参者」。そんなワタシが観させて頂いたのは、シリーズ最終章となるこの劇場版!ワタシの偏見と間違った思い込みで、どうもドラマ発の映画版が好きになれないという映画的偏食…。いや〜申し訳ございませんでした、今までの観てないご無礼の数々…、これは秀作かつ力作です、そしてワタシ好み!あの名作「砂の器」を思わす空気感と緊迫感。複雑に絡み合う人間関係、真実と嘘…、次第に絡まった糸がほどけていくような感じで真相が明らかになっていきます。ただ、それが悲しい、悲しすぎる…。余りにも壮絶で美しすぎる親子愛、「なぜ、嘘をつかなければならなかったのか」「なぜ、殺してしまったのか」…。涙無しでは、語り尽くせない真実を目撃して下さい。



祈り04


※カッパの勝手な採点は…、
食べず嫌いは、ダメですね!
8点




カッパのみなソン
Selection vol.1118



運命なんて飛び越えて、私はあなたに逢いにいく。
今夜、ロマンス劇場で 2018年



ロマンス01

 映画会社で助監督として働く真面目な青年・牧野健司。映画監督を夢見る彼は、馴染みの映画館“ロマンス劇場”に通い詰め、そこで見つけた古いモノクロ映画を夜ごと鑑賞しては、劇中のお姫様・美雪への恋心を募らせていく。そんなある日、美雪がいきなりスクリーンから飛び出してきた。突然の奇跡に混乱しつつも、成り行きから憧れの美雪と奇妙な同居生活を送ることとなった健司。お姫様である美雪のワガママに振り回されながらも、色のない世界しか知らなかった彼女にカラフルな現実世界を案内していく。そしていつしか互いに距離を縮めていく健司と美雪だったが…。(後は映画を観て下さいね)



ロマンス02

 現実世界に飛び出したモノクロ映画のヒロインと映画監督を夢見る青年の切なくもファンタジックな恋の行方を綾瀬はるかと坂口健太郎の主演で綴るロマンティック・ストーリーです。共演に本田翼、北村一輝、中尾明慶、柄本明、加藤剛。監督は「のだめカンタービレ最終楽章」「テルマエ・ロマエ」の武内英樹。



ロマンス05

たわごと03
少し、濃いめのファンタジー?
 基本的に映画はウソつきです、もちろんこの映画の基本コンセプトは、全くあり得ないが前提…。映画的カテゴリーからすると、ファンタジー映画なのでしょうね?一本の忘れられた映画(白黒フィルム)から、モノクロのお姫様が、現実の世界に…、絶世の美女なのですが、困ったことに超わがまま…。そして、もちろん恋に落ちます、ただ、人の温もりにふれると消えてしまう…、と言うなんとも残酷な設定。この少し大胆すぎる、あり得ないウソの設定…。通常のファンタジーは、現実に少しの「嘘」を加えることで、「現実味」を醸し出しますが、これは、かなり濃い口の嘘つきファンタジー、変な例えですが、ウイスキーを水割りではなく、ストレートでグッと飲んだ感覚?ただ喉に突き刺さるような熱い感覚が、不思議と心地良くまろやか…。少し滑稽な、綾瀬はるか姫様も、観てるとすごく可愛らしくてチャーミング。そして、この作品が遺作となってしまった加藤剛さんの多大なる存在感、映画人として最期を映画で観させて頂きました。本当にお疲れ様です、ありがとうございました、ご冥福をお祈りいたします。



ロマンス06


※カッパの勝手な採点は…、
また1人、昭和の名優が逝ってしまった…。
カッパ採点7点






カッパのみなソン
Selection vol.1117



あらゆる世代の、青春時代を経験した人に贈る。
坂道のアポロン 2017年日本



アポロン01

 父を亡くし親戚に預けられた高校生の西見薫。家の中に居場所を見つけられず、ピアノだけが唯一の心の拠り所だった。そんな薫が転校先で出会ったのは、誰もが恐れる不良の千太郎とその幼なじみの律子。やがて律子に導かれ、彼女の父が営むレコード店の地下室に足を踏み入れた薫は、そこでドラムを叩く千太郎を目の当たりにしてジャズの魅力にはまってしまう。2人はピアノとドラムでセッションするようになり、それを見守る律子とともに楽しい時を過ごすようになる。そしていつしか律子に淡い恋心を抱くようなる薫だったが…。(後は映画を観て下さいね)



アポロン02

 アニメ化もされた小玉ユキの人気コミックスを知念侑李、中川大志、小松菜奈の共演で実写映画化したノスタルジック青春音楽ストーリーです。1960年代の佐世保を舞台に、親戚のもとに預けられた孤独な男子高校生が、転校先で出会った不良少年とその幼なじみの少女とジャズを介して強い絆で結ばれていくほろ苦くもかけがえのない友情と恋の青春模様を綴る。監督は「僕等がいた」「先生!好きになってもいいですか?」の三木孝浩。



アポロン03


たわごと03
これも、いわゆるキラキラ映画?
…と、見出しには書きながら、昨今よく聞く、「キラキラ映画」の定義って何なんだろう?
間違ってたらスミマセン…「ティーン向けで、主に恋愛を取り扱った邦画」「少女漫画・ライト文芸が原作」「中高生の恋愛」等々が定義なのだろうか…、とするとこの作品も、キラキラ映画なんだろうか? 漫画が原作で中高年の恋愛・友情、今をときめく、若手俳優…、そして監督は、我が郷土の売れっ子監督三木孝浩さん。それぁ〜、キラキラ映画の第一人者的な彼が撮った映画なのだから、やっぱりキラキラなんだろうと。 …なのですが、物語の時代設定は60年〜70年代で、テーマはジャズ。舞台は長崎・佐世保。キラキラとは少し違った渋いシチュエーション?何となくワタシの大好きな「青春デンデケデケデケ」のような空気感が心地良く、キラキラ映画という妙な偏見は、観ながら薄れていきました。主役の3人さんも何となく良い感じ…、小松菜奈の昭和感もなかなか良い。ただ、何なんだろうあのラスト、どうせなら○○○欲しかった。と思ったのはワタシだけ?



アポロン04


※カッパの勝手な採点は…、
小田和正さんの「坂道を上って」良いですね!
カッパ採点7点





カッパのみなソン
Selection vol.1116



救われたのは、ストリートミュージシャンの青年だった…
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ 
2017年イギリス



ボブ00

 イギリス、ロンドン。プロのミュージシャンを目指すも、夢破れてホームレスとなった青年ジェームズ。薬物依存からも抜け出せず、父親にも見放されて、その日の食事にも事欠くどん底の日々を送っていた。そんなある日、茶トラの野良猫と出会ったジェームズ。ケガをしていたその猫を、なけなしの金をはたいて助けてあげると、すっかり懐いてジェームズから離れようとしない。野良猫はボブと名付けられ、ジェームズの肩に乗ってどこへでもついていくようになる。すると、これまでストリートで演奏しても誰も立ち止まってくれなかったジェームズの周りに人だかりが出来るようになる。そんな一匹の猫とストリート・ミュージシャンのコンビは、たちまち世間の注目を集めるようになるのだったが…。(後は映画を観て下さいね)



ボブ02
▲このPhotoが、実在のジェームズとボブ

ボブは、映画でも主役。
 どん底のストリート・ミュージシャンと一匹の野良猫の驚きと感動の実話を綴った世界的ベストセラーを映画化したハートウォーミング・ストーリーです。主演は「タイタンの戦い」のルーク・トレッダウェイ、共演にルタ・ゲドミンタス、ジョアンヌ・フロガット、アンソニー・ヘッド。また、猫のボブ役にはボブ本人が起用され、映画初出演とは思えない見事な演技を披露している。監督は「007トゥモロー・ネバー・ダイ」「シックス・デイ」のロジャー・スポティスウッド。



ボブ01


たわごと03
すべての愛猫家に捧げます。
 もう、それぁね、ワタシ好きですわ。薬物依存症のストリート・ミュージシャンのジェームズが一匹の猫(ボブ)に出逢って、救われる話なのですが、もちろん実話…、なのですが、もっと凄いのは、主人公?のボブがホブなんです。タレント猫さんではなく、実在のボブの生演技。猫バカ親父としは、も〜うデレデレ。チャ虎のボブの自然でかつ迫真の演技と悲しいことが比較的少ないハートフルな物語。そして極めつけが、サブタイトルに付いている「幸せのハイタッチ」。ジェームズとホブとのハイタッチは必見で可愛すぎ!調子こいて、我が愛猫ユキちゃんにもハイタッチを求めましたが、無視…。まぁ、それはさておき、この映画、決して猫バカの依怙贔屓だけでなく、映画としても非常に良く出来た逸品です。世界や宇宙を揺るがすような映画もいいけど、普通の幸せを掴むハートフルな映画も良い物ですね…、と書いたものの、彼(本物のジェームズ)が書いたノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」は、2012年に出版され、販売部数は世界中で500万部、続編2冊を合わせると、なんと計1000万部を越える大ベストセラーになったそうです。ジェームズとボブは大英帝国勲章も貰い、国会の上院にも行ったそうです。(ゴメンナサイかなりのサクセスストーリーでした…。)

ボブ04
▲これが、ご本人とボブとのハイタッチ


ちょつと01

つしま000
これも、お薦めですよ!
 さとちんさんのブログで紹介して頂いた、「俺、つしま」。実はブログを拝見させて頂いたすぐに、近所の本屋さんで即購入…。外でゴミを漁っていたところをおじいちゃん(実は女性)に保護されたキジトラの「つしま(通称つーさん)」。すでにおじいちゃんの家で暮らしていた先住猫の「ずん姐さん」や後からやってきた「ちゃー」「おさむ」などとの暮らしぶりに猫好きの「こんな事と有る有る感」が満載。「ただいてくれるだけでいいんだよ」のエピソードでは、もちろん号泣…。数ある猫さん漫画の中でも、ワタシ的には何故かこれがサイコーです。遅くなりましたが、ご紹介ありがとうございました。


※カッパの勝手な採点は…、
猫バカの依怙贔屓、「ボブ」と「つーさん」に…、
10点




カッパのみなソン
Selection vol.1115



人類史上最も熱い、パパの愛と野望。
ダンガル きっと、つよくなる 
2016年インド



インド01

 国内チャンピオンになったものの生活のため引退したレスリングを愛する男は、道場で若手を指導しながら、いつか息子を金メダリストにすることを夢見ていた。しかし生まれたのは女の子。それから神頼みに始まり、あらゆる産み分けを試したが、授かったのは4人連続女の子だった。すっかり意気消沈し、道場からも遠ざかる。十数年後、ケンカで男の子をボコボコにした長女と次女の格闘センスに希望を見出した男は、翌日から2人を鍛え始める。娘たちに男物の服を着せ、髪を切り、一家は町中の笑いものになるが、父は信念を曲げない。娘たちはささやかな抵抗を企て続けるが、やがて才能を開花させていく…。(後は映画を観て下さいね)



インド02

 世界選手権に出場するなど、インドで女子レスリングの普及に貢献したギータと妹のバビータ。そんな彼女らを徹底的に鍛えた父親との実話を映画化し、インド国内で大ヒットを記録したスポ根ドラマです。「きっと、うまくいく」の国民的スター、アーミル・カーンが肉体改造して元レスリング選手の父親を熱演。自ら製作も務めています。



インド03


たわごと03
厳しくったって、愛があれば…
 ダンガルとは、勝て!なんともシンプルなタイトルで、ストーリーも実話とは言え、これまたシンプル。星一徹さんもビックリの人類史上最も熱いレスリングパパの超熱スポ根劇。なのですが、実は奥が深〜い?私たち日本人では、きっと理解出来ないインドの文化・風習…?きっとインドで女の子がレスリングをするという現実の生活環境等の難しさ、なおかつ世界選手権で金メダルを取ると言う偉業。そう日本で製作されるスポ根モノとは完全に別物。そして何よりも、いまマスコミ等で取り上げられるスポーツ選手へのパワハラ問題。何が良いのか悪いのかは別にして、彼と彼女たちの間には、そんなモノは関係ない!ダンガル、勝つために本当に必要なモノは、何なのかを爽やかで、熱い感動と共に教えてくれます。そしてもっともっと凄いのは、インドの宝、アーミル・カーンの変貌ぶり、若き日の超マッチョな体格(正にレスラー)、年老いてからのお腹ぽっこり体型…。鍛えて絞るのも大変だけど、太るのが、もっと大変だろう??? えっ、もしかしたら時間軸が逆なのか?どっらにしてもこの作品に懸ける意気込みの凄さには驚かされます!!



インド04



※カッパの勝手な採点は…、
演技を超えた、演技に脱帽。
8点





カッパのみなソン
Selection vol.1114



その名は…ジュマンジ?
ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル 
2018年アメリカ



ジュマンジ01

 学校で居残りをさせられていた4人の高校生スペンサー、フリッジ、ベサニー、マーサは、地下の倉庫で“ジュマンジ”という古いテレビゲームを発見する。ためしにそれぞれキャラを選んでプレイしようとしたところ、いきなりゲームの中に吸い込まれてしまう。気がつくとそこは鬱蒼としたジャングルで、4人は性格も性別も真逆のゲームキャラの姿になってしまっていた。現実世界に戻るためには、敵キャラ、ヴァン・ペルト一味の追撃をかわしながら、難攻不落のステージをクリアしていかなければならなかった。しかも与えられたライフは3回で、使い切ったらゲームオーバー。あまりにも理不尽な状況に放り込まれた4人は、それでも生きて現実世界に戻るべく、それぞれのスキルを駆使して目の前の難関に立ち向かっていくのだったが…。



ジュマンジ02

4人の高校生を吸い込んだゲーム[異世界]
 不思議なボードゲームが巻き起こす大騒動をロビン・ウィリアムズ主演で描いた95年の大ヒット・アドベンチャー「ジュマンジ」の20年後の世界を舞台に贈る痛快アクション・アドベンチャーです。テレビゲームの世界に迷い込んだ主人公たちが、数々の想像を絶する恐怖の試練に晒されるさまをアトラクション感覚いっぱいに描き出す。主演は「ワイルド・スピード ICE BREAK」のドウェイン・ジョンソン、共演にジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン。監督は「バッド・ティーチャー」「SEXテープ」のジェイク・カスダン。



ジュマンジ03


たわごと03
ゲームだから、3回死ねる?
 あれから20年、名優ロビン・ウィリアムズ主演「ジュマンジ」の続編でありリブート版です。彼が亡くなってすぐの企画という事で一部ファンから反発があったようですが、いやいや、どういたしまして、なかなか素晴らしい出来映えですね。ファンの方には申し訳ないのですが、ワタシ的にはこの新作の方が断然好き!少しだけ現代風に進化した「ジュマンジ」、なんともその企画・設定等がグッド!予め設定されているゲームのキャラ、3つのライフ(つまり3回死んだら終了)などなど、ゲームの特性を上手に活かした世界観でジュマンジワールドを存分に味わえます。そして、何よりも素晴らしいのは、ちょっと不揃いキャラの高校生男女4人が、選択するアバターは、現実の彼ら彼女らとは全く逆の設定。なんとなくあの「転校生」の階段落ちのような真逆のキャラ。ジュマンジの中で、体感する立ち位置の違い…、様々な試練を乗り越えながら分かち合えるそれぞれの思い…、ゲームだから出来る「何でもあり」のウソ見事に生かし、それから生まれるマコト(真実)を見事に魅せてくれます!!



ジュマンジ04




※カッパの勝手な採点は…、
ジュマンジが見事に進化した!
七点半



カッパのみなソン
Selection vol.1113



この謎が、解けるか?
トレイン・ミッション 2018年アメリカ・イギリス



ミッション01

 10年間も勤めてきた保険会社を突然リストラされた元警官のマイケル・マコーリー。いつもの通勤電車で帰路についた彼だったが、住宅ローンと息子の学費が大きな不安となって重くのしかかる。そんな彼の前に見知らぬ女が現われ、乗客の中からある人物を捜し出せたら10万ドルを与えるという奇妙なゲームを持ちかける。ヒントは、馴染みの乗客ではなく、終着駅で降りる人物、そして通称はプリンという3つ。警戒しながらも高額な報酬に抗えずとりあえず捜し始めたマイケルだったが、すぐに容易でないと気づく。しかしその時にはすでに相手の罠にハマり、妻子までをも人質に取られて後戻りできないところまで追い詰められてしまうマイケルだったが…。(後は映画を観て下さいね)



ミッション02

 リーアム・ニーソンが「フライト・ゲーム」のジャウマ・コレット=セラ監督との4度目のタッグで贈るノンストップ・サスペンス・アクションです。通い慣れた通勤電車の中で思いも寄らぬ陰謀に巻き込まれた男が、家族の命を守るために強制的に危険なミッションに挑む姿をスリリングに描く。共演はヴェラ・ファーミガ、エリザベス・マクガヴァン、パトリック・ウィルソン、サム・ニール。



ミッション04


たわごと03
やめられない、とまらない。列車パニックアクション!
 おじさん達のヒーロー、リーアム・ニーソン…。なんとジャウマ・コレット監督とは「アンノウン」「フライトゲーム」などに続いて4度目のタッグだそうです。そして今回、彼らがステージに選んだのは、映画の王道とも言える「列車」、ただ、付加価値のある特別な列車ではなく、ごく普通に毎日、ほぼ同じ人達が、同じ時間に利用する通勤列車。まさに超当たり前の日常に、とんでもなく、あり得ない出来事が…。60歳の主人公マイケルは、住宅ローンと息子の学費の支払いを抱え保険会社で真面目に働き続けたが突然リストラ…。支払いに悩みながら10年乗り続けた電車で帰路につく…、そして彼の前に謎の女が現れ、乗客の中からある人物を探し出せば報酬として10万ドルを支払うと持ちかける…。なんとなくヒッチコックの名作「見知らぬ乗客」を思わせる冒頭…、これから始まろうとする出来事にワクワクします。そして事件は思わぬ方向へ…、ワタシ的には、前作?の」「フライトゲーム」よりこっちが好き、百聞は一見に如かず、そう是非とも映画を観て秋の夜長をミステリアスに楽しんで下さい。



ミッション03


※カッパの勝手な採点は…、
「見知らぬ乗客」に、ご用心!
七点半



2018.09.06 嘘を愛する女
カッパのみなソン
Selection vol.1112



あなたは誰?
嘘を愛する女 2018年日本



嘘01

 食品メーカーでキャリアウーマンとして活躍する川原由加利は、震災のときに運命的に出会った研究医の小出桔平と同棲5年目を迎えていた。ところがある日、突然現われた警察から、桔平がくも膜下出血で倒れたと告げられる。しかも、彼の運転免許証や医師免許証はすべて偽造されたもので、職業はおろか小出桔平という名前すらも嘘だったことが明らかとなる。ショックを受ける由加利だったが、肝心の桔平は意識を失ったまま病院のベッドで眠りつづけていた。彼は何者で、2人が愛し合った日々も嘘だったのか、由加利はその答えを知りたくて私立探偵の海原匠を頼ることに。やがて彼が書き残した未完の小説が見つかり、その内容を手がかりに、彼の秘密を追って瀬戸内海へと向かう由加利だったが…。(後は映画を観て下さいね)



嘘02

 長澤まさみと高橋一生の共演で贈るラブストーリーです。ある日突然、愛していた恋人の素性がすべて偽りだと知ってしまったヒロインが、絶望に打ちひしがれながらも恋人の真実を追い求めていく旅の行方を描きます。共演に吉田鋼太郎。監督は短編映画で数々の受賞歴を持つ人気CMディレクターの中江和仁。



嘘03


たわごと03
タイトルが少し…、違うかなぁ?
 実はこの作品は、オリジナルの映画企画を募集する、「TSUTAYA CREATORS PROGRAM」の第1回グランプリを受賞した企画だそうです。監督はCMディレクター中江和仁さん。いつもお世話になっているTSUTAYAさんの企画なので、「よっしゃ!」と気合い満々での鑑賞…。「くも膜下出血で倒れた同棲相手の名前も職業もウソで、ショックを受けつつ未完成原稿の小説をたどって真実に迫る」と言う、非常に興味をそそる切り口、そして巡る舞台は、ワタシが愛する瀬戸内…。なのですが、何なんだろう、この物足りなさ…(スミマセン)。コクの無いスープを飲んだような感覚(ゴメンね)。非常に失礼な言い方なのですが、映画にコクがない。嫌な女を演じた長澤まさみさんの折角の熱演も少し残念。そして、ワタシが思うに、「嘘を愛する女」ではなく、「嘘をついてた男を愛した女」ですよね?



嘘04



※カッパの勝手な採点は…、
それでも、けっこう好きな作品なのです?
カッパ採点7点